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一人暮らしでまず必要なものは「自作の薬箱」


○一人暮らしで一番はじめに必要なもの

一人暮らしにおいてまずはじめに必要な物は何か?
最優先で揃えるべき物は何か?

断言する。それは「自作の薬箱」である。

ほかの物はいくらでもなんとかなる。
問題は、外に調達しようにもどうにもならないという体調の時、つまり最悪の状況下において必要なものは何か? という事である。
即ちそれは、薬やその類が必要な状況と言える。
また、病気や怪我は悪化する前に防ぐ事が有効である。病院に行くにせよ、病院まで自力でたどり着く為に症状を緩和させたり応急処置が必要なケースもあり得る。
一人暮らしで頼れるのは、原則自分とタクシーと救急車である。

この場合における薬とは、薬事法に定義されたものである必要はない。
西洋薬でも東洋薬でも漢方でも民間療法でもなんでも良い。包帯や絆創膏といったアイテムも無論含む。
とにかく自身の肉体に何かが起こった時、開ければ何かしら対応出来るアイテムが詰まった箱。
それをここでは「自作の薬箱」と呼ぶ。

新生活に胸躍らせるのは良い、存分に楽しみ浮かれれば良い。
しかし、何よりもまず「自作の薬箱」を用意する事を最優先にしなければならない。オシャレな家具やら雑貨やらを探しに行くのはその後だ。
カーテンより先に「薬箱」を揃えよ。

○救急箱を買っただけでは安心出来ない

市販の救急箱は、悪くないが必ずしも必要十分ではない。
人にはそれぞれ個人差があるからだ。薬箱とは、その人間の肉体的特性を写す鏡とも言える。
薬箱の前に、人はウソをつけない。
いかに完璧に見える人間でも、その薬箱を覗けば、その人物の抱える肉体的特性から、何に怯え備えているか、時にはコンプレックスさえも伺える。
薬箱とは、肉体の鏡である。
新生活においては、玄関に等身大の鏡を買う前に薬箱を揃えねばはじまらない。
鏡を買っていかに着飾っても、映す肉体がメンテナンスもされずボロボロなのでは話にならない。

○個人的事例

個人的経験から、自作薬箱に常に入れている品目をここに記す。
※あくまでも個人的なもののため注意。個人の一例と考えてほしい


飲み薬系

・胃腸薬 太田胃酸的なもの。
・ビタミン剤 マルチビタミンとビタミンC及びビタミンD。
・整腸剤 ビオフェルミン等。
・鎮痛剤 イヴ、バファリン等。
・解熱剤 タレイノール、コンタック等。
・正露丸 何故か整腸剤とは別格に「正露丸」というカテゴリとして自分の中にある。緊急時用。旅行に行くなら必ず持つ事。
・のど飴、トローチ ノンシュガーのものが望ましい。
・ぜいめい、せき、たん専用薬 風邪等で呼吸系が集中的にやられた時用。

外薬系

・抗菌目薬 ものもらい用なら何でもいい。
・ワンタッチ包帯 普通のものよりワンタッチタイプが良い。
・ガーゼ 止血を考えればコレ。
・絆創膏 なんだかんだ使わない年がない。
・温湿布 冷湿布より温湿布。血行が良くなる気がする。
・ローションタイプの鎮痛剤 アンメルツ等。

民間療法

・ハーブティーのティーバッグ(カモミール) ドイツでは風邪をひくと処方されるらしい。風邪は休んでおけということ。
・養命酒 随時飲んではいないが、体調不良を感じたら何故か買う。

その他のアイテム

・体温計 言うまでもなく体温を確認する用。しかし私の場合、大概熱が上がらない不調が多い。
・パルスオキシメーター コロナ対策として。「パルスオキシメーター コロナ」で検索すれば詳細が出てくる
・OS-1 脱水症状対策。これがうまいと感じたら危険信号。


○倒れても誰も助けてはくれない、そうなる前に ー戦略は「いのちをだいじに」ー

ここまで書いたが、そもそも体調がおかしくなったら迷わず病院に行くなり人に頼るなりする事が第一である。
金の心配など二の次だし、救急車だって迷わず使って良い。

はっきり言うが、一人暮らしにおいて「我慢」は時に自殺行為である。我慢は美徳にならない。
「体調不良でもムリをし続ける」「倒れるまで頑張る、我慢する」などというのはただの愚行であり、また甘えである。お世辞にも誉められる行為ではないし、誇るより恥じるべき行為である。
限界まで頑張って倒れたら「誰かが誉めてくれる、優しくしてくれる、助けてくれる」という考えは捨てよ。現実を見よ。大概は「自己管理も仕事の内だ」と言われて終わるだけである。
悲劇の主人公面しても、助けてと言わない限り誰も手を差し伸べてはくれない。
逆に、いつでも声をあげる心づもりをする事を心がけよ。助けてと言えるようになれ、ということである。

人間、助けてと言えば案外助けてくれるものだ。問題は、助けてと言えるかどうかである。

不要なプライドなどさっさと捨てる事である。自己陶酔の甘い考えは捨てよ。
その代わり人に頼って甘えて良い。制度や仕組みに最大限甘えよ。
そして、ムリをして我慢する事に酔う自分から卒業するのである。

これは、救急車を呼び損ねて死にそうな目にあった私からの、心からのアドバイスである。

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