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二万円の価値

二万円の価値

私自分にお金をかけてる。そんな話。

私は自分のまつ毛に毎月2万円を投資している。
まつ毛パーマとエクステをしているから。


出会いは1年と少し前。通っていた美容院のカリスマ美容師さんのお友達のサロンだった。
カリスマ美容師は私の住んでいる都会とは言い切れないけれど郊外というほどでもないこの土地では割と名の通った人で、全国系列店舗でno.1の売り上げをたたき出すやり手の美容師さん。

インスタグラムでその存在を知ってからずっと憧れていた。でもその施術代がびっくりするほど高くて当時の私はしり込みしていたっけ。
でもその時の私はどうしてもかわいくなりたい理由があったのだ。

気になる人ができたから。当時私は28歳。そろそろ結婚もしたかった。

だから自分史上一番かわいく、そして綺麗になって自信たっぷりでアプローチをしたかったのだ。
そんな理由で私はカリスマ美容師に髪を切ってもらうようになったという流れ。
そして話を戻すと、私のまつ毛のエクステを担当してくれている人はそんなカリスマ美容師が信頼しているカリスマとうこと。

類は友を呼ぶという言葉がある。カリスマはカリスマを呼ぶ。と言い換えることもできると思う。

志の高い人の近くには同じように高い意識を持っている人が集まるように、カリスマの友達はきっとカリスマなのだ、と思っていた私はすぐにそのまつ毛エクステのカリスマを紹介してもらった。

最初はまつ毛パーマの施術だけだった。社会人になってから9年。それなりに化粧やおしゃれだってやってきたつもり。さらに私生活はだらけているのに美容に関してはものすごく厳しい色眼鏡をかけている曲者の私が感動するようなまつ毛パーマなんて、多分できないよ。そう思っていた。

終わってからの私はすぐにこう思った。カリスマはやっぱりカリスマ!

どの角度から何回見ても扇状に綺麗に広がった自分のまつ毛。微笑んでも物悲し気な表情を作ってみても、やっぱりかわいい。完璧だった。

それからしばらくしてまつ毛エクステの存在を知ってからの暴走は言うまでもない。
まつ毛パーマにエクステをつけた私は、毎日るんるんで過ごすようになり鏡を見つけてはまつ毛を愛おしくみつめるようになったのだ。

今まで自分の顔をかわいいと思うことは少なかった。大人になってからなおさら。
肌の悩みばかり増えていつしか心までしぼんでしまった感じ。
そんな私が、目に素敵な魔法をかけてもらってから毎日が輝きだした。

仕事をする時も、通勤時間にスマホに目をやっている時も、お風呂でトリートメンとを流した時だって・・
私はかわいい(自己満足)そう思えているだけで幸せで満ちている感覚になった。
正直高い、でも私のお財布から出ていくこのお金たちは私に豊かな時間をもたらしてくれることを私は十二分に知っている。 

いってらっしゃい。お元気で。

二万円の価値。

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