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心の高齢化を予防するマネジメント方法!

こんにちは。
株式会社ヴィンテージ・クリエーションの椎木です。

「知っていますか?日本の高齢者たちの自殺率が40%って!」
今日はそんな高齢者問題の中でも、心の高齢化問題について話をしたいと思います!

世界1位の長寿大国の日本!
高齢化と聞くと、どうしても外見や表面上の年齢ばかりが注目されがちです

でも内面がなにより大事!そして実は心の年齢は調整が可能なんです!
だからマネジメントがめちゃくちゃ重要!

なので今回は、心理学と経営学の知見の観点から加齢に伴い人の内面は何がどう変わるかを明らかにし、どうやった心の高齢化を予防できるかをお伝えします。

特に企業のマネジメントでできる従業員の心の高齢化予防に焦点を当てます。

超高齢国である日本は自殺率は先進7ヵ国中最も高いと言われています。また日本の自殺者の約4割が高齢者だということも分かっています。

高齢者で自殺してしまう背景には健康状態などの理由のほかに、メンタル面が大きく関わっており、心の高齢化が要因の1つとしてあります。

心の高齢化が起こると、新しい知識を入れなくなり、仕事を通じた自己成長、多様な人脈形成などのモチベーションが低下してしまいます。結果、挑戦しなくなり、視野がせまくなることにつながります。

視野がせまくなることは周囲の人の意見を受け入れられなかったり、自分の欠点を改善できなかったりします。

そのような行動を繰り返していると、周りの人から孤独を強く感じ、命を絶つという最悪の結果を招いてしまうケースがあります。

ですので、心の高齢化を予防することは、日本の自殺率を下げることにもつながると考えています。

なぜ心の高齢化を防いだほうがよいのか、他の理由はありますか?

心の問題は病気の原因にも直結している問題だからです。

現在、日本は世界第1位の長寿大国という位置を確立し
2035年には約3人に1人が65歳以上になると予想されています。

長寿大国の日本だからこそ、心の高齢化を考える上で
蓄積したデータや実績が豊富にあるんです。

例えば、ある患者調査によると、気分(感情)障害で受診してくる患者のうち35%が65歳以上というデータがあります。

健康状態だけではなく、背景にはうつ病や、幸福感の低さなど、メンタル面の要因もあるということが分かっています。

この心からくる要因については視野が狭くなっていく心の高齢化が関与しています。
つまり、心の高齢化に対して対策を講じることで病気の予防だけではなく、幸福感もあがっていくと考えます。

 心の高齢化は何歳から気をつけたほうが良いんですか?

実はこれは、ハーバードビジネスレビューにも掲載されたデータの中に明確に提示されているんです。

ズバリ30代から!

驚かれた方も多いでしょう。え、50代とか60代からじゃないの?

もちろん50代から60代から予防を行うことも非常に大事です。ただ加齢に伴うモチベーションの質的変化は30代から始まると言われています。

この質的変化が始まると、新たな仕事知識の獲得、仕事を通じた自己成長、ひいては多様な人脈形成などのモチベーションが徐々に低下してしまうと言われているんです。

このことが、つまり心の高齢化が始まっているということなんです。

ミドル・シニア世代はもちろんですが、30代の方も自分の心の年齢は高齢化してないか
注意していくことが必要なんです!

l心の高齢化を防ぐにはどうしたらいいの?
 
結論からお伝えすると心の高齢化を予防するには
「未来展望を持つこと」です。

未来展望(FTP:future time perspective)とは、人生の中でこれから先にどの程度、「機会」と「時間」があるかに関する自己の評価のことです。

つまり、今後のビジネス人生で、時間的にも機会的にもまだまだ活躍できるチャンスがあるという認識を持つということが重要なんです。

各個人が未来展望を持つことで、心の老化に歯止めがかかるんです。

具体的にはどうしたらいいの?

先ほど伝えた通り、仕事や社会の中で、まだまだ活躍できる「時間」と「機会」があるという認識を各個人が高めることが大事なんです。

このことが仕組み化されて見える課化していければ、心の高齢化を予防することができてくるわけです。

具体的に心の高齢化を防ぐ取組みをしている企業の例を紹介します。
ビルマネジメントで知られている東急不動産グループの事例です

東急不動産グループは取組みとして65歳までの定年延長やシニア向けの研修制度・資格制度などを行っていて、高齢者雇用開発コンテストで厚生労働大臣賞優秀賞を受賞しています

65歳までの定年延長により実質的な就業期間を伸ばすため、従業員が知覚する「職業的未来展望」の拡大に貢献することをまず始めました。

しかし、残された「時間」展望だけでは不十分であり、活躍できる「機会」が未来展望の伸張には重要です。

この点は東急不動産グループはシニア向けの研修制度・資格制度を充実させることで、社員が知覚する成長機会の期待位置向上に貢献しました。

この取り組みのように、単に定年年齢を延長するという物理的時間だけではなく、シニアの活躍のための機会を創造し、全従業員に活躍のイメージを見せることが重要なんです。
残りのビジネス人生で、まだまだ活躍できるチャンスがあるという認識をシニアに対してのみならず、全従業員に持ってもらうことが心の高齢化を予防するうえで、最も留意しなければならないことなんです!

環境を整えて、「内面のマネジメント」をしっかり行うことが心の高齢化を予防するためには必要なんですね。

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