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【管理栄養士解説】牛乳はいくら飲んでも大丈夫?子どもの牛乳の適正量とは🥛


本日の子育てお悩み相談~牛乳の適正量~

今回の子育てお悩み相談のテーマは「牛乳の適正量」です。
保護者の方から寄せられたお悩みを見ていきましょう。

4歳の子供の母です。
牛乳が大好きで、保育園はもちろん、自宅でもちょこちょこと飲んでいます。
特に量を決めてあげることはしていないのですが、飲みすぎても問題はないでしょうか

管理栄養士の回答

今回のお悩み相談に回答するのは、わんぱくキッズのママ管理栄養士 齋藤由紀子です。

わんぱくキッズのママ管理栄養士 齋藤 由紀子

お子さんは牛乳が大好きなのですね。
牛乳は糖質や脂質、たんぱく質のほかにカルシウムを含んでいるので、栄養価の高い飲み物になります。
ただし、結論から言うと、牛乳は食事の一部や間食として1日200ml~300mlを目安に飲むのがオススメです。

乳幼児が1日に必要なカルシウム推奨量

厚生労働省が公表している『日本人の食事摂取基準』によると、
1日に必要なカルシウム推奨量は次の通りとなっています。

乳幼児が1日に必要なカルシウム推奨量
🥛1~2歳 男の子450mg
      女の子400mg
🥛3~5歳 男の子600mg
      女の子550mg

年齢や性別によって違いがあるのがお分かりいただけますよね。
なお、牛乳100mlあたりに含まれるカルシウム量は110mgなので、1~2歳児のカルシウム推奨量の約1/4量となります。

牛乳を飲む際の注意点

では、牛乳をたくさん飲んでそれだけでカルシウムを満たせば良いかというと、そうではありません。
牛乳は栄養価が高い飲み物です。
水分補給のように飲みすぎてしまうと、お腹がいっぱいで食事量が少なくなってしまい、他の必要な栄養素を摂取できない可能性があります。
また、牛乳には鉄分があまり含まれないため、牛乳を多く飲んでしまい食事量が満足にとれないと、鉄不足になり貧血になる恐れもあります。

よって、牛乳はカルシウムが摂れる他の食品と組み合わせて摂るのが良いでしょう。
例えば、推奨量の半分ほどのカルシウムを牛乳から摂取する場合、残りをチーズやヨーグルト、小魚からカルシウムを摂取するのも良いです。
これらは間食などに食べやすい食材で、カルシウム以外にもビタミンB2やビタミンDなどの栄養素が含まれます。
カルシウム以外にもさまざまな栄養素を摂取できるところが嬉しいですね。

食事の一部や間食として、1日200ml~300mlを目安に飲んでみてくださいね。


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