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往復書簡 6通目〜ルーシーさんへ 「家族」について

こんにちは。
ヨガやアーユルヴェーダをお伝えしているナカタ リツコです。

占い師のルーシー・グリーンさんと『往復書簡』をやりとりしています。

8月に入りましたね。
7月後半は娘と二人で東京へヨガの3日間講座から長野でワークショップ開催という、大移動、大冒険ツアーでした。無事帰ってこれたことに感謝をしつつ、母も娘もひとまわり成長できたような、そんな気分です。

さて、前回のルーシーさんからの質問は「家族」について。
わー、大きな質問だ!
...でも、ちょうどその大冒険で改めて家族について考えることもあったんです♪


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ルーシーさんへ

こんにちは!ご返事ありがとうございます。
ルーシーさんの「気」の整え方、捉え方、とっても興味深く読ませてもらいました。

占いのご相談でもよくお話しするんですけど、わたしは自分のなかに「自分」がいると思っているんです。…ややこしいな 笑
その「自分」は、インナーチャイルドとか魂とか心とかいろんな言葉で表されていると思うんですけど、なんにせよ自分とはちょっとちがう「自分の中にいる自分」は、いるなって。思っています。

あぁ、確かにいてる、いてますよね、「小さい自分。」
「ホオ・ポノポノ」の考え方でもインナーチャイルドという言葉が出てきますが、"わたし"の内にいるもう一人の自分がいつも確かにいて、何か行動するとき、問題が起こったときに自分に話しかけて来ます。でも忙しかったり余裕がないとその声を無視してしまったりする...。
「気」って確かに自分かも。インナーチャイルドの声かもしれません。
久しぶりにホオ・ポノポノ読んでみようかな。

そしてそれでも「いよいよまずいぞ」ってときのわたしのスペシャルケアは「日記」と「歌」です。
…日記を「思っていることを加工せずにはき出す」、歌を「感情を流す」って書いて気づいたんですが、呼吸してるんですね。心の。

なるほどーー!言葉で書く、歌を歌うってデトックスですね。どちらも、文章や言葉で色んなことを伝えているルーシーさんならではな気がします。この質問、色んな方に聞いてみたくなってきました。

では、わたしからの質問です。
リツコさんにとって家族ってどんなものですか?
リツコさんが「家族」というものについて感じることとか、考えることがあれば聞かせてください。ご両親との「家族」と今の「家族」ってちがいますか?結婚して家族になるって楽しい?お子さんが生まれたことによって「家族」のイメージもそれまでとまた変わりましたか?

ルーシーさんのインスタグラムにもありましたが、結婚や家族に対してネガティブなイメージを持つ方って少なくないですよね。

実は私、結婚した時に結構な人数の方に言われたのが
「結婚すると思わなかった。」なんです(笑)。ましてや母になるとは。とも言われましたね。え、私どんなイメージ?!と思いましたが、確かにサーフィンやヨガの為に一人でふらふら自由に出かけて、フリーランスで働いて...。自由人=一人で生きていくという感じだったのかな。

確かに、◯歳で結婚して◯人子供を産んで、というような人生イメージは元々持っていませんでした。結婚せずに生きていくこともステキな生き方だと思っています。
私たち夫婦は子供を授かって結婚することになったんですが、結婚をすること、家族や子供を持つことで「あぁサーフィンできなくなるな」とか「もう自由にどこかへ行ったりできないな」という思いもゼロではなかったですが、それよりも新しい形で何をしていこう、家族でどこに行こう!?どうやってサーフィンを続けていこう?というワクワクの方が大きかったです。

そうポジティブに考える事ができることの一つの理由が、まわりにステキな先輩方がいること。結婚をせずにパートナーと楽しく生きている人、家庭を持って子供もいるけれど仕事をバリバリしている人。結婚を機に仕事を辞めて家庭を守っているかわいいママ。
何人かの友人が言ってくれたことがあります。「結婚したら何もできなくなるって言うけど『やる』だけだよ。」「行きたいところに『行く』だけだよ」と。私にとって力強い言葉でした。無茶をするのではなく、インナーチャイルドと会話しながら、行きたい、やりたいなら、方法を考えるだけということですよね。

もちろんサーフィンや仕事を一時的にお休みする期間はありました。再スタートしてももちろん一人の時のようにはできません。でも、それを不自由と感じた事はないですね。娘を連れての旅行や仕事は、かける時間も荷物も倍になりますしパワーも使いますが、幸せも倍!そして逆に無駄な事をする暇がないのでひとつひとつの動きにマインドフルネス。選択肢や考え方がシンプルになりました。シンプルになるってすんごく楽なんですよね。物理的な物の多さなどではなく、気持ちや考え方のシンプルさでこんなに身軽になるなんてと自分でも驚きます。

そして私の両親、弟の「家族」と、夫と娘との「家族」。
私の場合は全然違いますね。もちろん、どちらも大切な私のホームなんですが。
正直、私は両親と仲がいいわけではなかったんです。でも自分で家族を持ち、気持ちをさらけ出せる夫がいることによって元々の家族(両親)との距離もどんどん縮まっています。両親との「家族」と夫と娘との「家族」両方があることによって、更にそれぞれが「家族」になっていく気がしています。夫の方の家族も私にとって大切な家族で、結婚することによって家族が増えたことがすごく嬉しい。

まだ赤ちゃんの娘を連れて出かけていると、街で、トイレで、スーパーで、電車で、色んな場所で色んな方が話しかけてくれます。娘に話しかけてくれるのはもちろん、私にも「暑いけど頑張ってね」「ベビーカー持ち上げるの手伝いましょうか?」「荷物持ちますよ」「お先にどうぞ」「大変かもだけど今が一番いい時よ」などなど。
どんな言葉もありがたくて、私たち「個」の家族だけではなく、街行く人も「家族」のように思えてきます。
そう感じるようになって、仕事の仕方、暮らし方など、自分たちだけではなく、多くの人たちにとっていい形はなんだろう?と更に思うようになりました。

「家族」とは、自分をシンプルにしてくれるもの。自分と他者の境界線を無くして、新しい世界を見せてくれるもの。
そして何より、ものすごく楽しいもの!です。これからまた色んな形になっていくだろう「家族」が楽しみです。

長くなってしまいごめんなさい。
ルーシーさんへ質問です。
ルーシーさんは未来の自分でイメージしていることはありますか?私、60代ぐらいでしたい仕事が実はありまして。今の仕事と全く違うのですが、未来の自分をまずイメージして、逆回しで今することを選択したりします。

変わっていく事、起こる事を受け入れながら、やはり未来のイメージってあるんですよね。欲張りだなぁと思いながら。。

ご返事楽しみにしています!

ナカタ リツコ
ヨガインストラクター、アーユルヴェーダ愛好家。大阪では日常に寄り添えるヨガクラスやワークショップを。もう一つの拠点、長野県では森の中という非日常で光りを見つける事ができるようなワークショップやヨガクラスを開催しています。
8/25(日)名古屋で植物療法士西原紗季さんをお迎えしてワークショップ開催「植物でつくるわたしのカラダ」。
Instagram https://www.instagram.com/ritsukonakata

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