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働いていないのに保育園に預ける事の後ろめたさ

保育園。。。
基本的には就労を理由として
仕事をしている間、子どもを預ける場所である

保育園と言えば共働き
ワーキングマザーのイメージ

家事に育児に仕事にと
パワフルにこなす女性

子どもを慌ただしく保育園に送り
急いで仕事に向かう
そして夕方、仕事を終え
保育園に子どもを迎えに行くと
慌ただしく家へと向かい
買物や夕飯の支度、お風呂、家事
一日中フル回転で動く

しかし〝疾病〟でも
保育園に子どもを預ける事は認められる

私はこの2年間
双極性障害という病気を理由に
子どもを保育園に預けていた

入院を機に通院治療しているので
申請すれば障がい者手帳ももらえるかも

〝障がい者〟であることも
保育園の申請理由になるので
正当に認められている事なのだけど
同じ保育園に通う働くお母さんを見ると
とても劣等感を感じてしまう

この人達は、これから働きに行くんだな
自分は家に帰って
また鬱々と無駄にゴロゴロして過ごすのかと

この劣等感は特に鬱に振れて時に感じる
自分がダメな人間だと
行く場所があって働く場所があって羨ましいと

躁の時は頭の中お花畑だし
やりたい事に溢れてるから
子どもを預けて一人で動ける時間というだけで
他の人と比較なんてしない
自分が遊んでいて(遊んでいる自覚はないけど)
子どもを他人に預けているということに
一欠片の罪悪感もない

そもそも自分が他のお母さんと同じではなく
謎の無敵感や謎の使命感で動いているわけなので
劣等感より優越感の方があるかもw
そこが病気なんだけど。。。。

とにかく、わかり易い具合の悪くなり方でないので
そこも冷静になると嫌になる

保育園の先生に『なんであんなに元気そうなのに
子どもを預けてるか』と思われているんじゃないか

元気そうな時ほど病気的には深刻なんて
一般的には理解されにくいだろうな

双極性障害は
サボってる怠けてる甘えてる
などと思われやすいように思う

コロナの事もあり
保育園では保護者が休みや
在宅勤務で家にいる時は出来るだけ
登園を控え自宅保育にするように
頻繁に言われる事もあり

なんとなく肩身が狭い

入院する前まで通わせていた保育園では
個人事業主として〝就労〟で通わせていた

しかし

以前の職は少し〝普通〟とは違っていた
週5日 9時〜17時
なんて規則的な仕事でなく

数日から10日くらいまとめて働いて
数日から数週間休んで
またまとめて働いて

曜日や祝祭日は関係ない
賃金も日当
時間は10時くらい〜21時頃まで
時間が足りなければ終電や始発までなんて事や
徹夜することもなくはない

当時の保育園は22時まで延長保育があって
それでも迎えに行けない時は
子どものパパ(当時は結婚していなかった)に
お迎えに言ってもらって寝かしつけるまで
やってもらっていた

土曜保育も22時までだったが
日曜祝日はまたまた旦那さんがみてくれた

旦那さんが都合が付かない時は
迎えに行って車で一緒に職場に行って仕事したり
迎えに行って車で隣県の旦那さんの実家に
息子さんを預けて職場に1人で戻ったりしていた

さっきも書いたように
数日から数週間、仕事がないこともあったから
先の予定が白紙でなければ
自宅で仕事はしていることにしていた

自宅作業と言っても事前の電話連絡や
請求書の作成や確定申告くらいで
実質はほどんどしてない
たまに、資料を読んだり
打ち合わせなんかもあったけど。。。。

そんな不規則な不安定な仕事でも
他の多くのお母さん達よりも
おそらく稼いでいたことが救いになっていた

仕事がある時は保育園は必要不可欠だし
22時まで預かってくれる保育園なんて
そうそうなかったので在籍の権利は死守したい

鬱の時に仕事がないけど
出席実績は欲しいので保育園に預ける。。。。
当然、仕事のときみたく延長保育や土曜保育は
お願いしないとしても
やはり今思うとストレスだった
自分が自宅にいるのに預けているので
とても引け目を感じるし
母親としてどうなのかと自分が嫌になる
近所の保育園だったので
預けていて保育園の関係者や他のお母さんに
見つかるのが嫌であまり外に出なかった
鬱っぽかったので過眠と怠さ気力の無さで
横になっている事も多く
普段は人との比較なんてどうでもいいのに
送り迎えの度に元気に働く他のお母さんと比べて
過度に劣等感を抱いていた
(これも病状を悪化させた一因かも。。。)

とはいえ

実感として双極性障害を患いながら
24時間子どもと一緒にいる事は
お互いにデメリットしか思いつかないので
保育園はありがたい存在

どこまで個人情報が保育園内で共有されているか
わからないけれど
〝診断書〟だけでは病気の特性までは
理解されていないのではないかと思う

もしかしたら事前に障がい者手帳を取得した方が
良かったのかもしれない。。。。
障がい者手帳のコピーでも保育園の申請できるので
もしかしたら診断書よりも理解されやすいかも
認められた〝障がい者〟なわけだから
細かく病気を理解してもらえなくてもいい
(因に、今のところ手帳は持っていない)

それに保育園は1年ごとに保育園利用継続のため
診断書を出さなければいけない。。。
障がい者手帳のコピーなら楽かも。。。

1回は入れればそのまま卒園まで通えると思っていたので
前の保育園でその申請の時期が来ると
自分の仕事と在宅勤務の割合を決めるのが大変だった
一応、就労だと就労日数と就労時間の規定があるので
ちゃんと権利が持続できるか不安があった

何事もメインストリートでない道を行くのは大変
共働き家庭が多い保育園に
働かないで保育園に通わせるのも精神的には大変

しかし、この病気を持っている人にも
保育園はとてもメリットあると思う

その辺は、下の記事にも書いたので参考にして下さい


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