【パワポデザイン】表紙スライドのデザインをワンランク上にする!
今回は表紙スライドのデザインをワンランク上に仕上げていきます。ダサくないデザインにしましょう。
❏ これじゃ、ダメ!
1枚の表紙スライドをご覧ください。
こちらはよくある表紙スライドです。シンプルで良さそうな気がしますが、これはダメなデザインです。
テキストの強弱が小さい点、情報量が多い点がダメなポイントです。この表紙スライドでは伝わりにくいです。
そこで6つのテクニックを紹介します。それでは1つずつ手直ししていきましょう。
❏ メインタイトルとサブタイトル
まずは、メインタイトルとサブタイトルを整えます。
今回の表紙スライドは「プレゼン研修会」がメインタイトルで、「もっと伝わるデザインにする」がサブタイトルです。
メインタイトルとサブタイトルに強弱をつけましょう。
メインタイトルは極太に、サブタイトルは極細にしました。極太フォントと極細フォントを使うことで強弱をつけることができます。
❏ 情報量を整理する
続いて、情報量を整理します。
日時・場所・講師の3つの情報が載っています。いずれも載せておいて損をする情報ではないですが、わざわざ表紙スライドに載せる情報ではないと思います。
日時や講師の情報は事前に配布される案内状やパンフレットに記載されていると思います。また、プレゼンの始めに自己紹介スライドとともに講師紹介をすると思います。
なので、今回はこれらの情報を削除します。
ですが、日付の情報だけは載せておきました。というのも、スライドのバージョンが年度や季節によって変更されることがあります。「2021年12月バージョンだよ!」という意味を表現するために載せておきます。
ここがスタートラインです。ここからデザインを整えていきます。
❏ 色を逆転させる
一般的にスライドは白紙に黒文字+アクセントカラーで構成されていると思います。
なので、表紙スライドは逆転させます。
黒の背景に白抜きの文字にすることで他のスライドと異なる印象を与えるため、「これが表紙だな」と認識させることができます。
コーポレートカラーやアカデミックカラーとよばれるような色が用意されているならば、それを活用してみましょう。
コーポレートカラーやアカデミックカラーを使えば、オリジナリティーを表すことができます。
❏ 枠で囲む
メインタイトルとサブタイトルを枠で囲むというデザインがあります。最初は細めの枠で囲んでみましょう。
枠で囲む方法はYouTubeのサムネイルやWebサイトのアイキャッチなどで見かけますよね。そのテクニックはスライド資料でも活躍します。
もっとカッチリしたデザインにしたときは二重線にしてみましょう。
今回は二重の太線にしてみました。外側は太線、内側は細線になっています。
少し柔らかいデザインにしたいときは点線にしてみましょう。
点線にして線の主張を抑えることで、柔らかみを感じさせることができます。角のある点線より丸みのある点線にすると、柔らかみだけでなく温もりを感じさせることができます。
❏ 吹き出し&テロップ
サブタイトルを吹き出しにしたり、テロップにしたりするとデザインに動きを感じさせることができます。
このようなデザインはサブタイトルを一言メッセージにさせることができます。単純に並んでいるよりも、このようなデザインにしたほうがもっとサブタイトル感を出すこともできます。
❏ 線をつける
2本の線だけでタイトルを囲みます。
テキストが短い場合は横線をつけるとよいでしょう。
テキストが長い場合は縦線をつけるとよいでしょう。
テキストの長さに応じて横線・縦線を判断し、デザインすることでタイトルの位置を明確にすることができます。
❏ まとめ
6つのテクニックはいかがでしたか? 実はどれも定番のデザインです。定番すぎて「ド定番」といわれるかもしれません。なので、どこかで見たことがあるデザインだと思います。
定番のデザインですが、実践できていないことがよくあります。表紙スライドはスライド資料の顔であり、プレゼンの第一印象にもなります。
ぜひ、今日から意識して実践していきましょう!
❏ スライドデータ配布中
使用したスライドをPowerPointデータで配布しています。復習したいという方はご活用ください。
スライドデータは以下のリンクよりダウンロードできます。念のため、スライドデータはウイルススキャンをしてクリアしたものを掲載しています。
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