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時間をかけて、少しずつ

私は体が硬い。
前から硬かったのだが、最近さらに拍車がかかっている。
元々筋トレやストレッチが嫌いなうえに、長く続けたダンスからも1年以上離れており、体は鈍る一方である。
ここしばらくは特にひどく、運動もしないのにぐうたらな生活を送っていた。
その結果どうなったかというと、わりとウエストに余裕があったデニムがぱっつんぱっつんになる・肩こり首こりがひどい・上半身が動かしづらいという症状が顕著に表れ始めた。
今の私の体力はというと、ラジオ体操第一で息切れしている。

さすがにこれはまずい…と思い一念発起。
でもやはり本格的な筋トレなどはやりたくないので、楽して手軽にできそうなストレッチ系を探し始めた。
もうこの時点でストイックさが感じられないことは薄々お察しだろう。
楽して体を改善したい。でも少しは我慢しなければなるまい。
そして、簡単そうな動きをいくつかピックアップし、早速やってみた。
これまでなら何も問題もなくできていたポーズである。
しかし、厳しい現実を突き付けられることになる。
そのポーズができない!!!
体全体が固まりすぎてガッチガチになっている。
痛い痛い痛い。
嘘だろ…。
ストレッチをするためのポーズができない。
どうしたらいいの。

そういえば、日常的にダンスのレッスンに通っていた頃、先生に
「ストレッチやった方がいいで。老後のために」
と言われたことがある。
老後のために。
勧める理由がもはやダンスのためではない。
将来、五体満足に動かせるかどうかを心配されている。
そんな大袈裟な、とその時は思っていたが、その言葉が現実味を帯びてきてしまった。
このままでは日常生活に支障が出てしまう!

とりあえず、まずはできることから始めなければならない。
ポーズをとる必要もなく、難しい体勢になることもないストレッチにいくつか目星をつけ、やり方が正しいのかよくわかっていないまま始めてみた。
3〜4日経つと、心なしか肩まわりの可動域が広がり背中の強張りがなくなってきた気がする。気がするだけかもしれないが。
変化を感じられると嬉しくなって、職場でも周りに人がいない時に休憩がてらこっそりやっている。
端から見たら完全に怪しい人なので、もし自分の知らないうちに誰かに見られていたら、ということは考えないようにする。

体の柔軟性云々は一旦置いておいて、目標は夏までに体の可動域を広げるかつ引き締め、ラジオ体操第一と第二を難なくこなせるレベルにすることである。
有酸素運動も取り入れた方がいいだろうか。
週末はお花見がてら、たくさん散歩しよう。