体型に関する話
夏からメニエール病になり、寝込んでることが多く、家から全く出なくなった。
鏡に映る自分の顔を見ると物凄くまるまるとしてる。久しぶりに体重計名乗ったらなんと74キロあった。
ふ〜ん、なかなかの仕上がりじゃん。
以前は体重が増えてもハリがあり、肉がたるんで見えることはなかったが、30歳超えて運動もしない今は胸もお腹も重力に引っ張られている。
筋肉がない、脂身の塊である私の身体は360度どこからみても立派な肉厚ジューシー。
痩せてるだの太ってるだの今日は体型に関するそんな話。
初めてのダイエット
私は小学生の頃からガッチリした体型で、人生の7割は太っているのだが、痩せていた経験も少しだけある。
中学生の頃思春期に入り、人生初めてのダイエットをした。
ダイエット方法などよく分かっていないのに、 とにかく痩せたいその一心で、一日300回腹筋したり、学校から自宅までの道のりにあるさとうきび畑の中をバレないように走って帰ったり、とにかくストイックだった。
努力の甲斐もあり、徐々に体重は落ち、15キロはストンと落ちたがあっという間に停滞期に入った。
どんだけ動いてもなかなか体重は落ちてくれず、
そのうち給食も自宅で食べるご飯も食べれなくなり、周囲にバレていたと思うが拒食症になっていった。
一日のご飯を摂取する量は片手の平に乗る分程度。
食べなくなってからさらに体重は落ちていき、60キロ近くあった体重は39キロまで落ちた。
そして一番痩せ細っていた時、運良く今の事務所にスカウトされたのだった。
逆戻り
16歳で親元を離れ、離島から沖縄本島へ引越ししてくる頃には47キロ程度まで体重は増えていたが
拒食症の反動で過食症になっていた。
ストレスを感じるととにかく食に走ってしまう。
これは30代になった今でも変わらない。
食に執着しているままだ。
18歳からTVに出始め、ストレスを感じるたびに食べ物に執着し、そんな事を繰り返しているうちにあっという間に小学生の頃の私に戻っていった。
太ったと言われるたび、
いや〜これが通常時の前田ロマーシアなんだけどと思っていたが、仕事柄痩せていることに越したことはない。
仕事で水着にならないといけなかったり、ダイエットのビフォーアフターの撮影があれば痩せる努力をできたが、どれも一時的なものにすぎなかった。
拒食症の時はどんだけ痩せても、鏡に映る自分が太って見てるからまだまだ痩せなきゃと自分を責めていたが、50キロ超えた辺りからそもそもなんで痩せなきゃいけないんだ?と我にかえり、それ以降、痩せなきゃと思うことはなくなった。
セレブボディ
メディアの業界にいて耳にタコができるほど体型の質問や話を聞いてきた。
もちろん痩せてるほうがモテたし、服のサイズなんて気にしなくて済む。
太っていても好きと言ってくれる人もいるし、痩せている可愛い子達とオーディションで一緒になっても受かってたし、仕事もそれなりにいただいていた。
痩せていようが、太っていようが私という人間の価値は変わらないのだ。
健康を害さない程度に好きなもの食べることは
この上ない幸せであり、人よりカロリーに多少お金かけているのだから私の身体はセレブボディといっても過言ではない。
それなのに、なんで他人から体型のことであーだこーだ言われなきゃいけないんだ?
私は自己肯定感がそもそも高いので、
体型に関して指摘されても傷つくタイプの人間ではない。
しかしながら、親や友人、仕事仲間以外の他人から体型に関していじられたり、質問されるのは傷つく、傷つかないの問題じゃなく、人間性を疑ってしまう。
面白いと思って言ってんのか、無自覚なのか、
それとも意図的に傷つけてやろうと思って体型の話をしてくるのか分からないが、全くの知り合いではない一方的に私のことを知ってるだけの他人から体型に関する話をされるたび、私は心の中で軽蔑をしている。
全く存じ上げない赤の他人が容姿や体型に関していじってきたり、話題にするなんてナンセンスすぎる。
令和5年だぞ、今。
それか昭和時代からタイムトラベルして戻れんくなってる可能性もあるはず。
昭和時代に戻れなくなったお心当たりのある方、
前田がチケット取ってあげるので元の世界にお戻りくださいませ。
おわり
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?