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気付いたら10年以上日記を書いている

4月。
今年もこの季節が来たな、と思う。
新しいほぼ日手帳を使い始める季節だ。

社会人になる1週間前、友達と待ち合わせまで時間があってロフトをぶらぶらしていた。そこで偶然見つけたのがほぼ日手帳。1日1ページの手帳。
なんとなく社会人になったら自分のやりたいことを忘れて社会に流されてしまうんじゃないかと不安だった。
どんなに環境が変わっても、自分のやりたいことや思いはぶれたくない。その思いを都度確認するために書いていこう、勢いのままほぼ日手帳を購入した。

元々マステやシールが好きだったのもあり、毎日書くことやデコレーションすることは楽しかった。映画や旅行に行った時はチケットの半券を貼ることもあった。

何より書くことで今の自分の状況・気持ちが整理できた。
例えば誰かにこんなことを言われた、この行動に傷ついた、なんでそんなことをするんだろう?、自分はこう思ったなど、気持ちを吐き出すように書いていた。
なんで自分はこんなことができないんだろう、つらい、やめたい。
他人には絶対言えないことも全てほぼ日手帳にぶつけてきた。

毎年ほぼ日手帳を購入しているけど、年によっては半分は空欄ということもある。
それは忙しい時期だったからというときもあるけど、この10数年の日記を見返すと「楽しい時・幸せだなと感じている時ほど書かない」ということがわかった。
お付き合いしている人がいて、それこそ付き合いたてとか順調な時ほど書いていない。逆に別れる間際や婚活が全く上手く行ってない時期だったり、仕事が辛かったりした時ほど毎日書く。
この事実に気づいた時、ちょっとゾッとした。10数年蓄積されたデータって怖い。

時々昔の日記を読み返すと面白いなーって思う。考え方浅いなとか若くてエネルギー有り余ってるからこんなに文句が出るんだよなとか(笑)
20代前半から30代という濃い時間(それも他人に見せるものではないから映え一切なし・濁りも濃度も高い。)が記録されてるって財産でしかなくて。やっぱりどんなに頑張ってもあの頃の感情までは思い出せないから。

ここで一つ問題なのが、この過去の日記たちをどうするか。
いつ処分するのか問題。
自分がいなくなった時に後から誰かに発見されたら恥ずかしいどころじゃない。
日記書いてる人ってどうしてるんだろう?
10数年続けるとそんなことも考えてしまうよ。

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