認知症

認知症とは忘れることが病気です。
末期になると家族や自分のことすらわすれてしまう。
でもさ、寿命や他さまざまな病気になり死が直面した際、記憶を忘れててでもしないと自分の家族や周りの人を残して自分が死ぬなんて怖くてどうしようもないと思う。
人間の体はよくできている。
怖いこと、嫌なことからは逃げることを優先する。
でも感覚や感情は本来のまま残るとも言われている。
何が嫌かわからないけど、なんだかこの人は嫌な人。なんだかわからないけれどこの人は大切な人。全て感覚というものには残っている。
だから安心して送り出してあげたい。
綺麗事を並べても仕方がない。
大丈夫。強く生きる。
人間の感情というものに綺麗事など必要なく、当事者同士の気持ちと気持ちの話なのだから。
僕は医療という現場を通じて、一人でも多くの人に安心して、そして人生を楽しんで頂けるよう全力を尽くし、ケアをしていきたいと思う。

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