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ローカルメディアの信用を上げるには。 ~信用経済の権化~

私は移住者の立場なので、特にローカルインタビューメディアを作る上では信用が必要だった。それは地域活性化という口先だけの大義名分だけでは弱く、やはり既に地域で信用されている人の推薦が一番効いた。

最初にインタビュー記事に出てくれた方は、地元でとりわけ活気がある魚屋さんだ。茅ヶ崎駅から正面の道路を海に向かって歩き始めると、その先から「いらっしゃいませーーーー」という声が聞こえてくる。こんなお店は他にない。

↓この方

彼と店先で世間話をしていると、道行く人が次々に「おう◯◯さん!」とか「どうも◯◯ちゃん!」とか、挨拶や相槌をしていく。学校帰りの小学生に「今日も魚見て行きな!」「暑いからちょっと涼んでから帰りな!」なんて言って店で遊ばせている。

話を聞くと、むかし悪い人に引っかかって億単位の借金が残ったときにも、色々な人が自ら名乗り出て助けてくれたらしい。お金はなくなっても、人の信用は圧倒的に残っていたのだ。最近よく信用経済なんて言葉が使われているが、彼こそ信用経済の権化といえる。

彼が最初の記事として登場してくれたおかげで、「あの人が出てたやつだよね」という形でサクッと話が決まる。出演交渉に媒体資料が必要だったことがない。その後もそういう「応援されている人」が出てくれることで、より強力な信用の積み重ねが出来ていく。

先日、商店街のブティックの話も書いたが、ローカルな人同士の繋がりや信用ほど強力な武器はなかなかない。何を犠牲にしても、そこだけは守るべきところを間違えないようにしたい。

※本noteは下記tweetのリライトです



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