<おすすめ最新刊情報>〜9月小説編①〜

個人的におすすめ小説の最新刊をまとめておりますので参考にしていただければと思います。

「誰も死なないミステリーを君に 2」井上 悠宇 (著)

人が死ぬ予兆がみえてしまう志緒のため、僕は、その死を防いできた。高校生の時から大学生になった今も――志緒の友人、獅加観飛鳥に“死線”が現われた。幼少期に故郷で“鬼”に追われて神隠しにあった経験を持つという飛鳥には、いまの莫大な財産の相続話が。そして獅加観家の一族――言動不可解な芸術家、軽薄な私立探偵、狐面をかぶる医者にも死線が……僕は死を止めるため、策略を発動する。優しい嘘をつきながら…。 青春ミステリ・シリーズ第2作"サトシオ"、悪魔的な華麗なる一族に挑む!

「クロニクル・アラウンド・ザ・クロック」津原泰水 (著)

次は誰が死ぬの?――いま、ロックバンド“爛漫”の事件に立ち会ったひとりの少女は語り出す、美しいほどに血も涙もない真犯人・オープンD……著者最高の青春「犯罪」小説!

「なめらかな世界と、その敵」伴名 練 (著)

いくつもの並行世界を行き来する少女たちの1度きりの青春を描いた表題作のほか、脳科学を題材として伊藤計劃『ハーモニー』にトリビュートを捧げる「美亜羽へ贈る拳銃」、ソ連とアメリカの超高度人工知能がせめぎあう改変歴史ドラマ「シンギュラリティ・ソヴィエト」、未曾有の災害に巻き込まれた新幹線の乗客たちをめぐる書き下ろし「ひかりより速く、ゆるやかに」など、卓抜した筆致と想像力で綴られる全6篇。SFへの限りない憧憬が生んだ奇跡の才能、初の傑作集が満を持して登場 。

「20 CONTACTS 消えない星々との短い接触」原田マハ (著)

私はある日、私からの挑戦状を受け取った。―20名の巨星との“接触”を開始すべし。―アート、文学、映画、マンガ…巨匠たちの創作の秘密を解き明かす、書き下ろしアート短編集。

「遺跡発掘師は笑わない 勤王の秘印 西原無量のレリック・ファイル」桑原 水菜 (著)

天才発掘師・西原無量が所属する亀石発掘派遣事務所の所長の下に「庭から遺物が出た」と相談の連絡が入った。どうやら“出ては困るもの”らしく無量は高知へ向かうことに。銅印であることを確認すると、なんとそこには“天皇御璽”と施されていた!さらに刀を持った不気味な男に「御璽に関わるな」と襲われて!?本物でも贋物でも許されざる1つの印から因縁の渦に巻き込まれていく―。文庫書き下ろし、シリーズ第10弾!

「失われた過去と未来の犯罪」小林 泰三 (著)

女子高生の梨乃はある日、記憶が短時間で消えてしまうことに気付く。この現象は全世界で発生し人類はパニックに陥った―。それから数十年。記憶する能力を失った人類は、外部記憶装置なしでは生きられなくなっていた。記憶=心が切り離せるようになった世界で「わたし」は何人分もの奇妙な人生を経験する。これは本当に自分の記憶?「わたし」は一体、何者なのか…?『アリス殺し』の鬼才が贈る、予測不能のブラックSFミステリ。

「教室の灯りは謎の色」水生 大海 (著)

塾には通いながらも不登校を続ける女子高生・遥。ある日、塾付近のレンタルショップで起きたいたずら事件の犯人として疑われた彼女は、居合わせた塾講師の黒澤に助けられる。事件をきっかけに、黒澤は遥が学校へ行けない本当の理由を見抜いて……。様々な事情を抱えて塾に集まる生徒たち。不安定な心が引き起こす謎を、黒澤は受け止め、解きほぐしてゆく。青春の痛みにそっと寄り添い、前を向く力をくれるミステリー連作短編集。

「君の想い出をください、と天使は言った」辻堂 ゆめ (著)

河野夕夏は絶望していた。急性の脳腫瘍で倒れて入院し、医師の態度から最悪の結果を察してしまったのだ。その夜、ひとりで泣いていると、目の前に真っ黒な服をまとった不思議な青年が現れる。彼は自らを“悪魔”と名乗り、夕夏に取引を持ちかける。目覚めると、夕夏の腫瘍は良性に変わっていた。しかし彼女はここ2年間の記憶を失っていて―「私の大切なものって、何だろう…?」涙溢れる、ミステリアス・ラブストーリー。

「満潮」朝倉 かすみ (著)

大学生・茶谷は、結婚式場でのバイト中、美しい花嫁・眉子に一目惚れをした。彼女を分かってあげられるのは僕だけだからと、夫の会社に潜り込んで近づいていく。しかし、人を喜ばせることに依存して生きる眉子には、その過剰な自意識すら満たすべき対象となっていた――。過去の記憶も呼び起こし、思いのすれ違いが生んだひずみは、――暴走を始める。

「空に星の川、海に光の標」柾木 ひかる (著)

「ね、流れ星を見るのは難しい?」今も昴の耳もとに聞こえるのは、高校生のあの日、旧灯台で一緒に星を見ていた月菜(ルナ)の声。大人になっても昴はあの夏に囚われたまま。しかし、老朽化が進んだ旧灯台が壊されるという報せを受け、昴は帰郷することに。月菜との思い出は自分にとって何なのか。そして、時が流れた旧灯台で昴が見つけたものとは……? ノスタルジック青春ストーリー。


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