【そもそもファッションとは何か?】私が専門学校ファッション講師をやってて生徒に一番に話すこと。
専門学校でファッション講師をやってる私。
教えているのは肌艶のまるで違う入学したての18歳、19歳の生徒達は、瞳がビー玉のように透明で未来が明るくてしょうがないという顔をしています。
実際ピンク、グリーン、パープルなど生徒たちの9割り頭も明るい。私自身も服飾学校に通っていた10代、彼女、彼らの気持ちがすごくわかる。
自由度がさほどない高校生活が終わって、自分の好きな世界を選んで入学してきたのだから開放感であふれていて当たり前です。
ファッションにもメイクにも都会にもトレンドにもと興味が沢山あると生徒たちは言う。まさにこの10代後半は自分の”好きの方向性”を探る時期。
そんなファッション大好き!な生徒に最初にする講義は
【そもそもファッションって何?】の話。
よく言われる ”ファッション=自己表現”
これはまあ、正解であるが、100点満点じゃない。
そもそも自分の何を表現するのか?実はそこまで落とし込んでファッションを着る人は少数。
話がずれるがファッションは非常に抽象度が高い分野で雰囲気やセンスという感覚が9割の世界。
つまり 理論立ててやるものではなく感覚でやるものと捕らえられがちで、その感覚が掴める人(物事のコツが見える人)がいわゆるファッションセンスがある人に見られる。
このタイプの人は、私や私の仲間も含め言葉にすることが異様に下手ですよね。(脳の偏りがあるというか、例えば髪の襟足を美容師さんに伝える時 あ〜ベンツのお尻みたいにしてください。というように伝えがちな人たちです。)
またこのセンスについては別で書こうと思います。
話を戻して、【ファッションとは何か?】
結論から言うと "自己表現=自分のマインド" の表現です。
可愛らしく生きたい、都会的で生きたい、ピースフルで生きたいなど人の生き方は自由で様々。
長谷川潤ちゃんが好きな人もいれば、ガッキーが好きな人もいます。
好みが違うように【自分がどうありたいか】も人は違う。
それが表現となる材料。
つまり、”ファッション=マインドの表現”
が一番わかりやすい解釈。
そもそも なぜファッションジャンルに様々な種類があるか?
攻撃力が強そうなギャルファッションもあるし、お花畑にいるような妖精ファションもある。
これは上記でも書いたように
”ファッション=マインドの表現”なので
”ファッションの違い=自分のありたい姿の違い”だからです。
感覚でファッションを楽しんでる人こそ、
なんでそのファッションを着るのか 自分の頭でも認識してない深層心理を理解できるとまた面白いものです。
そしてマインドの表現である "自分のありたい姿"が何なのか。
これもまた次回書き綴ります。
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