うつ病で無職のアラサー女と8歳上の彼氏の話~告白っていうか大〇屋で彼を問い詰める後編

引き延ばすのもいい加減にしろよという声が聞こえた(幻聴)のでこれで終わりにします。では、どうぞ。


気になる。彼が私をどう思っているのか。

聞きたい。けど聞けない。
なんて聞けばいいのかもわからない。

地元の親友(男)に相談した。
親友からは「お前は毎回好きになると突っ走って失敗する。自分を押し付けちゃだめだ。相手のペースに合わせろ。焦るな。とにかく焦るな」とのアドバイスを賜った。

私の恋愛遍歴をよく知っている親友の言っていることは正しい。私は好きなものやこれだと思ったものに対して突進してしまう悪い癖があるのだ。恋愛に限らずこれによって何度失敗したことか。

でも今回は失敗したくない。
だから私は親友の言うことを肝に銘じた。

そして4回目のデートである。
4回目のデートは急に決まった。
私が急にボルダリングがしたくなり平日の夜にどうですかと誘ったのだ。

確か水曜日の夜だった。普通に彼の仕事終わりに集合し、ボルダリングをした。
ボルダリング後、夕食を食べて帰ろうということになり大〇屋に入った。

ここでまた私という名の大馬鹿者が事件を起こすのだった。

ボルダリング中はそっちに集中していたのであまり思わなかったが注文したものが来るのを待っていたらまた先ほどの考えが頭を擡げてきた。

気になる。
彼が私をどう思っているのか。
気になる。
聞きたい。
気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる

気になる!!!!

もう鶏と野菜の黒酢あん定食の味が入ってこない。親友の助言はすっぽり頭から抜けていた。
私は箸がすっかり止まっていた。
それを見た彼は当然「どうしました?」と聞いてくる。

「○○さんは私のことどう思ってるんですか?」
気が付いたら口に出ていた。
彼「え?!!いま聞くそれ?????」
当然の反応である。

一瞬「やっちまった」とは思ったがそれ以上にわたしは必死だった。
彼の答えはこうだ。
「好きですよ。瑠さんのことは。一緒にいて楽しいし好きじゃないのにこんなに会ったりしませんよ」
安心した。でも彼は同時にこう続けた。
「でもそれが恋愛として好きなのかどうかはまだよくわからないです。自分としては1か月か2か月ぐらい一緒にボルダリングしたり食事したりしてもう少し時間かけるつもりでした」
ごもっともである。

彼「でも、そうですよね。そういう前提のアプリで会ってるし。1,2か月遊んでみてやっぱり友達でいましょうってのは嫌ですよね」
私「嫌です(きっぱり)」

私は伝えた。彼が好きなこと。お付き合い出来たらうれしいと思っていること。そして「じゃあ私どうしたらいいですか?」と。
彼は「困ったな」と苦笑した。

彼「じゃあちょっと語弊があるかもしれないけどとりあえず付き合ってみるっていうのはどうですか。瑠さんが良ければ」
「それでいいです」と私は答えた。取り合えずだろうが何だろうが彼の彼女にしてもらえるなら何でもいい。

彼「じゃあ、そういうことで。よろしくお願いします」
私「こちらこそよろしくお願いします。・・・・不束者ですが」

こうして彼は私の「彼氏さん」となった。

お会計の際、自分の分のお金を渡そうとしたら「いいですよ。俺払います」と言った。
「いや、でも」と私。すると彼は
「彼氏ですから」
と言って少し笑った。

後日談も少々あるが以上が事の顛末である。
長くなって申し訳ない。
ご清聴ありがとうございました。

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