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ルバート代表の松上です。前回は「外資系コンサルファームのおすすめ資料集vol.3」としてデロイトトーマツコンサルティング、アーサー・ディ・リトルの資料をご紹介しました。多くの方の反響をいただいたので、第4弾も公開いたします。

私のX(旧Twitter)では経済産業省の委託調査報告書のホームページhttps://www.meti.go.jp/topic/data/e90622aj.html)で公表されている外資系コンサルファームの資料の中から良いスライドを選んで投稿しています。

vol.1vol.2vol.3に引き続き、Xの投稿の中から皆さんの反響が大きかったスライドを選んでご紹介します。今回はマッキンゼー、デロイトトーマツコンサルティングの資料から選んでいます。


1.マッキンゼー

◆「グラフと示唆」スライド

令和3年度ヘルスケア産業国際展開推進事業(介護等国際展開推進事業)報告書

【解説】

グラフを見せる時には必ず示唆をセットにして伝えた方が良いです。
人は左から右にスライドを読むので、左側にグラフ、右側に示唆の並びがおすすめです。
このスライドでは左側の凡例と右側の示唆に共通のアイコンを使って、対応関係をわかりやすくしています。

◆「過去と現在の対比」スライド

令和3年度ヘルスケア産業国際展開推進事業(介護等国際展開推進事業)報告書

【解説】

現状の課題や変化を示すために、過去と比較して見せるのは効果的です。
その場合はテーマ(切り口)を決めて、そのテーマ毎に過去と現在を比較するとわかりやすいです。
切り口を決めずに過去と現在を単に箇条書きで書いているスライドがよくありますが、何を言いたいのかうまく伝わらない傾向があります。

2.デロイトトーマツコンサルティング

◆「時系列」スライド

平成30年度新エネルギー等の導入促進のための基礎調査(我が国の再生可能エネルギー関連産業の海外展開に関する調査)報告書

【解説】

時系列でのイベントを説明する時にそれぞれのイベントに個別で詳細の説明を入れるとスペースが足りなくなることがあると思います。
このスライドでは複数のイベントからの示唆などをまとめて、うまく説明していますね。

◆「大分類の活用」スライド

平成30年度新エネルギー等の導入促進のための基礎調査(我が国の再生可能エネルギー関連産業の海外展開に関する調査)報告書

【解説】

要素を大分類でくくることで全体像が見え、読み手にとってよりわかりやすい資料になります。
作成時には説明の部分から小見出しを作り、小見出しから大分類の見出しを作ることが多いです。
具体から抽象化するロジカルシンキングの訓練にもなりますね。

いかがでしょうか。このようにコンサルタントの資料を見るだけで、ご自身の資料作りの参考になるのではないでしょうか。

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