見出し画像

1ステップで激変!資料のBefore_After~図解の型 ver.~📝

こんにちは、Rubatoで資料作成の添削スタッフをしている近藤です。
私は「戦略的プレゼン資料作成2日間集中講座」で受講生の方の宿題を添削しています。
「一人歩きする資料」を作成するには、情報の関係性を表現したり、伝えたいことを視覚的に表現できる図解(できるだけ文章を使わずに、図形、画像、矢印や線などを使って情報を整理すること)が欠かせません。図解を活用すると、読み手が見た瞬間に内容を理解できるメリットがあるので、この機会に図解について知っていただければと思います。
 
今回は、「図解の型」をメインテーマに「インスタントラーメン(袋麺)」をお薦めするスライドを添削してみます。


×NGポイント

メッセージとそれを説明する要素の構造が分かりづらい
袋麺を作る工程を、図形の中にテキストで矢印を用いて表現していますが、パッと見て、要素に流れがあることを理解することは難しいのではないでしょうか?

まずは、今回のメインテーマである「図解の型」を修正してみましょう。


このスライドでは、袋麺を作る工程について説明しています。要素間に時間の流れがあることを表現する場合には「フロー型」の図解を使います。
フロー型では、小見出しにブロック矢印を使います。ブロック矢印を使うことで、小見出しの内容だけでなく、ステップの流れを視覚的に表現することができます。
*小見出し:グラフや図解のタイトル

さらに、もっと伝わりやくするために、いくつかの修正を加えてみましょう。


◎改善ポイント

  1. 説明文を追加しましょう
    小見出しだけでは、内容が足りず、読み手に伝わりづらいので、詳しい情報を伝えるために必ず説明を加えるようにしましょう。

  2. スライドメッセージ(以下、T2と表記)とボディの内容を一致させましょう
    一般的に、タイトルの下に書くT2は、そのスライドで伝えたいことです。T2の詳しい内容をボディで表現し、ボディで書いた内容を要約したものがT2になります。T2とボディは、互いに整合している関係になります。
    今回の場合「具材(肉や野菜など)を加えることで栄養が取れる」という情報が不足していたので、ボトムメッセージを入れました。

  3. 写真を活用しましょう
    文字は読まないと理解できませんが、写真を使うことで視覚的に内容を伝えることができ、読み手の理解度も深まります。対象が具体的なものの場合は、写真を使うことをおすすめします。

  4. 要素に番号を振りましょう
    ステップや順序がある場合に、番号を順に追っていくことで説明が理解しやすくなります。


まとめ

今回の『資料作成Before→After』テーマ
「図解の型」

いかがでしたでしょうか。図解の型を使用することで、読み手が見た瞬間に内容を理解しやすい資料を作成することができます。ぜひ自分が過去に作った資料を見て、今回解説したポイントをおさえられているか確認してみてください。

Afterスライド2のような分かりやすい資料を簡単に作れるようになりたい!という方のために弊社では、「戦略的プレゼン資料作成2日間集中講座」を開催しております。週末に2日間受講するだけで、翌日からの資料づくりが劇的に変わるとご好評いただいています。

「分かりやすい資料」を作るための「型」を知り、ツールを使いこなして作業時間を短縮する。「質と量」の両方を改善することで、「考える時間」を生み出すためのコツをお教えします。実際にみんなで手を動かして問題を解いてみる時間も設けていますので、翌日から即仕事に生かせるスキルを身に着けることができます。

皆さんも「人を動かす資料の大原則」を学んでみませんか?

* * *

【直近のRubatoの資料作成講座】

■3月30日/4月20日開催

■5月18日/6月8日開催

■6月1日/6月22日開催


【Rubatoの書籍】


【過去のnote一覧】


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?