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12月7日、誕生花は篝火花【#誕生花短歌】

詠みます。

 伏し目気味
 それでも見せた笑顔ほど
 花の心に勝ぐるものなし


解説。

 12月7日の誕生花のひとつ、シクラメン
 サクラソウ科シクラメン属に属する、地中海地方が原産の多年草の球根植物の総称です。

 属名 "Cyclamen" は、球根の丸い姿から、ギリシア語で円を意味する "kiklos" が語源になったと言われています。

 和名は篝火花《かがりびばな》
 これは、そり返った花びらの形を見たある貴婦人(教育者・歌人、後年には社会運動活動家としても活動した九条武子であるという説)が「これはかがり火のような花ですね」と言ったことから日本の植物学者、牧野富太郎(1862~1957)によって名づけられたとのこと。

 英語圏では "sowbread"  と言われますが、意味は『豚のパン』。
 これはシチリア島でシクラメンの球根を豚が食べ荒らしたことに由来します。
 日本でも「豚の饅頭」という別名がありますが、これはパンという言葉がわかりにくい時代に饅頭として日本語に訳されたものです。

 そんなシクラメン、花言葉は「遠慮」「気後れ」「内気」「はにかみ」
 これらの花言葉は、雨から花粉を守るために下向きに咲くシクラメンの花が、恥らっているように見えることに由来します。


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