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贈られる女、自分で買う女

祖母や母の影響もあってか、アクセサリーが好きな私。特に好きなのは指輪で少しづつお気に入りを集めています。数はまだまだ少ないのですが、出掛ける時には、お洋服に合わせてシルバーかゴールドか何本付けるのかなど日々楽しんでいます。

指輪といえば、こんな事を思い出したのです。高校時代に友人に「お気に入りの指輪を買ったの!」と私が嬉しくて言ったところ、彼女は「え?指輪は彼氏に買って貰う物でしょ?」と当たり前でしょ?という様に返して来ました。その時のことは今でもはっきりと覚えています。悔しかったのかもしれません。高校時代に私は彼氏なんていなかったですし、自分でお気に入りを見つけられたことがとても幸せだったからです。それ以来こうも思うようになりました。男にジュエリーを買って貰うことに喜ぶ女ではなく、自分で好きな物を手に入れられる女になろうと。その友人はきっと贈られるほどの価値のある女ということを言いたかったのでしょうが、私には自分で買える女の方がセクシーでかっこいいと思っていました。
SEX AND THE CITYの映画版の中でサマンサはスミスと競売にて手に入れた指輪を贈られます。サマンサは「本当は自分で買うつもりだったのに。自分で買うからこそ価値があった。指輪を見るたびに自分じゃなく彼を思い出しちゃう!」と言っていました。そのシーンを見て自分のその高校時代の思い出を思い出したのです。

大人になって、好きな人からならジュアリーを贈られるのも悪くないと思っています。自分の好きな人が一生懸命選んでくれて、贈ってくれたプレゼントならやはり嬉しいですし、大事にしたくなります。サマンサと私の違いは、自分が一番ではないところでしょうか。サマンサもスミスを愛しているけれど、男性中心の生活はサマンサらしい生き方ではありません。私はそういうところは、貰ったジュエリーを見て、彼を思い出し、きっと嬉しくなってしまいます。だからと言って、男にジュエリーを買って貰って喜ぶ女になりたい訳ではありません。今でもやはり自分で好きな物を手に入れられる、言い方を変えれば、自立した女性になっていたいです。男にジュエリーを貰ってただ喜ぶ女、そんな女の生き方は私には合わないだけです。贈られるほどの女になることも忘れてはいけませんが、自分で手に入れられるたくましさはあっても良いと思うのです。

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