こんな記事を見つけた。

性教育の必要性を本当に感じる。今でこの状況なのだから、
10年後、今の小中学生が20代になる頃にはもっと増えるだろうし、
昨今の性加害、性加害ばかり騒いでいる社会ではセックスしたいなんて誰が思うのだろうか？

私の本でも書いたように、私の小中高生時期は恋愛ドラマ全盛期で、少女漫画やティーン小説もたくさん読んでいたから恋愛に対してすごく憧れがあったし、ワクワクしながら見たり読んだりしていて本当に楽しかった。

小学校４年生くらいから周りの友達とそういう話題を出してはキャーキャー言ってたし、性に対して閉鎖的とか怖い空気なんかは一切なかった。

親や家庭に関しては完全ノータッチ。親からは性に関することなど何も教えられたことないし、かといって変に禁止されたりとかそういうこともなかったので、
周りの友達との関わりと、ドラマや漫画でその実態を掴み、把握していた。

小学校で性教育は多分あったかもしれないけど全く覚えていない。
それくらい印象が薄くてなんの心にも残っていないのが性教育の現状だ。

それくらい、なんの気持ちも情熱も感じられないただなんとなくやっている
性教育だったらあってもなくても構わないし全く困らないから、
詳しくは分からないけど多分ゆとり世代ごろから性教育はなくなっていったのではないか。

今少子化対策として、昨年までは子供をなんとか増やそうとさまざまな政策をしていたが、最近では地方都市が婚活を支援するなど、子供よりもその前である結婚自体をさせようとする動きに変わってきた。

だけど私からしたらそれをするよりも、今の小中学生に性教育をすることに本気に取り組み、真剣に考えないといけないと思う。

本来ならこのような、結婚させようとか、少子化支援対策は2000年代にするべきだった。そう、やることが20年遅いのだ。
90年代からなんとなく少子化と言われ続けてきていたのに、渋々とやり始めたのが昨年からだ。90年代、私は10代だから出産可能年齢にはなるけれど実質戦力外だ。だから私らの世代が産まないことが少子化の原因ではない。

とにかくやることが遅いから、多くの人間が問題の本質に気づいていない。今やっている政策は本来20年前にやるべきこと、じゃあ、今は何をやることが適切な少子化対策かというと、小中学生に性教育をすることだ。

本当にまじで冗談抜きで、10年後、セックスができない、やり方が分からない、
子供が欲しいのにどうしてもできない、どうしよう、助けて、わーってなってる未来が想像できる。
多分男が勃たなくなっていて、女の方も勃たせてあげられなくて、どうしたらいいのか分からなくて、本当にお手上げ状態になっているだろう。

そしてネット記事かなんかの考察で、この世代は子供の頃に世の中で仕切りに性被害が訴えられていた時代でした、みたいなことになって、
コロナ世代とダブルパンチで性被害世代とか言われそう。

そしてその頃５０代になった私がようやく社会から求められる存在になるかもしれない・・。

私の世代はほぼ出産している。私の周りや友人はまだ出産している人の方が多いし、セックスができないとか、30代でまだ経験してないとか、聞いたことない。あくまでも私の周りでは、だ。
だけど妹よりも下の世代、ちょうど平成になった頃から下の世代、おそらく90年代に生まれている人たちで、今の20代の世代では、経験がない、という話もチラホラと聞くようになってきた。

もしかしたら、私らの世代が特に教えなくても社会や周りの影響なんかでセックスができた最後の世代かもしれない。

私らの世代は、ぎりぎり昭和の価値観が通じた最後の世代だ。
私が中学生の時は怒鳴りちらす恐怖で支配する先生がいたし、
男子は殴られてたし、（それを見ていた）私も体育の女教師にバドミントンのラケットで頭を軽く叩かれたこともあったし、クラスの女子は、この女教師に平手打ちにされていた。
友達みたいに接することができるくらい気さくな先生もいたし、見下して馬鹿にしていた弱い先生もいたけど、私の時代にはこういうことはまだあった。

私はミレニアム女子高生笑（2000年4月に高校入学した）だったので、
中学時は90年代最後、世の中的にもちょっと混乱してきた時期だった。
今は本当に子育てや教育が難しくなったと思う。

それに、もうみんな同じとか、一斉にとかやることが本当に少なくなってきたし、
それぞれ一人ひとりが自分にあった学びや生き方を見つけないといけないと思う。
それは、まさしく性も同じで、みんな中学生くらいから色気づき始めて勝手に
一人でやること覚えてそのうち経験していく、みんなそうだから、は通用しなくなった。

だから親は本当に子供を見ていないといけないと思うし、
性的なことには敏感になっていないといけない。

だけど、その親世代が性を正しく教えられるはずがない。
私たちが教えられたことなんかひとつもない。

だけど私たちはこれから教えていかなければならないし、自分達も知る必要、学ぶ必要がある。私には子供がいないけど、子供に性教育をしてみたいとすごく思うし、むしろそれしかしたくないとさえ思う。というか、
親のは、性教育さえできたらあとは衣食住を提供するだけで十分だと思う。

なのに現代の親は一番大事なことから遠ざけ遠ざけ、見ないようにし、触れないようにして、中学受験に躍起になっている。
今の子供は、大事にされすぎて、与えられすぎて、守られすぎてるから
本能が破壊されたのだと思う。

もちろん、今の多様な価値観を認める自由な教育はいいけれど、どこかで
本能を刺激されるような、危機感とか恐怖とか競争心を育てる機会が全くないというのは、イコール性欲を刺激されないことに繋がるのではないか。セックスができない、したいと思わないことって現代の生育環境の影響もあるとは思う。

私はずっと容姿コンプレックスで、小さい頃は可愛くないとか言われてたし、
悲しかったけど、それでも恋愛やセックスをしたかったから悩みながら、傷つきながらも成長して、それを得ることができた。

今はダメだけど、かわいい、かわいくないとかをあからさまに言ってはいけないとか、どういうタイプが好きとか聞けない、聞いたらセクハラだとか
恋愛話、恋人の有無、性経験など話もできない・・・などなど、
もう本気で性から遠ざかることばかりでうんざりする。

私は嫌だったけど、傷ついたけど、可愛くないと言われたことで、容姿以外の魅力とか、色々考えて努力することができたし、（私はそれで性に行き着いたし）何より悔しかったから、ブスだからって、絶対恋愛とセックスを諦めたくなかった。

もちろん、10代の女の子に容姿のことを言うのは一生引きずるから絶対気をつけたほうがいいけれど、過剰に加工した可愛すぎる人間味のない
AI美女なんかより、目の前にいる抱ける普通の女体の方が断然男は好きだから、今の子も、恋愛やセックスに対して過剰に怖がらずにもっとチャレンジすればいいし、楽しいよっていうことも伝えたい。

これも性教育の一つだと思う。

とにかく性をよくないイメージにしている今の社会が本当に憎い。
大人の私たちが今やることは、性被害やら性加害を訴えることでもなく、
少子化対策でもなく、婚活でもなく、子供の中学受験に一生懸命になることでもなく、セックスを楽しむことだ。大人がまだ性教育ができるレベルに達していないという事実・・・

性を楽しんでいる大人がほとんどいないのに、性教育などできるはずがない。
まずは自分が性を楽しめるようになること。
性教育はそれからだ。