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2度言うってのは無駄

「2度言うってのは無駄だからだ...君の人生のために言うけど...無駄はやめた方がいい」とは、あるイタリアの偉人の言葉です。

ある日のこと、僕は「モーションキャプチャー」の少しややこい設定を部下に丁寧に教えました。「これだけ丁寧に教えておけば、あとは機械的にできるだろう」程度なことです。

数日後に、また、その部下は「全く同じこと」を聞いてきました。その先のことならまだしもです……。

「あのね、なんで最初に教えた時にモメっていなかったの?忙しいことぐらい知ってんでしょ。で、また同じことを聞く君も暇じゃあないだろう?お互いに無駄な時間だって思うでしょ?」と呆れつつ、また最初っから同じことを教ました。
機械的に覚えるだけとはいえ、そこそこ教えるのには時間の掛かる作業でしたからね。勿論、さすがに彼は今度はメモをとっていました。当たり前ですけど……。

最後に「2度言うってのは無駄だからだ...君の人生のために言うけど...無駄はやめた方がいいよね」と言おうとしましたが、もしや微妙な空気になるのは避けたいので止めましたけどね。

まぁ、実際にこういう人は多いのは事実でして、2度目はまだしも、3回もやらかしてしまうと、確実に仕事ができないレッテルを貼られてしまいますからね。これから社会に出る方には、これは注意しておきたいところですね。ついでに、人間関係を円滑にしたいのならば、いや社内でうまく立ち回りたいのであれば、めんどくさい人にはNGワードや煽てておきゃあいい気になる人に効くワードなどもメモっておけばいいかもと思います……。

また、呆れるといえばですね。

最近は3年以内で会社を辞めてしまう人が話題になっていますが、いや、なんだか流行ちゃっていますが……。驚くべくことに、そのパーセンテージと言ったら3割を超えておりますからね。そして最も多い辞める理由が「仕事が自分に合わなかったため」だそうですね。

そもそも、このご時世だから学生の時からやりたい仕事ぐらいは考えとけよ!なんて思いますけどね。企業も企業で困ったもんでしょう。早々と終身雇用なんてぶち壊してですね。「デキる人間は給料はガンガン上がります!でも、デキない人間は3年以内に積極的に辞めてくれたら嬉しいです!」とかですね。これで、そういう会社はきっと業績も伸びるのかなとか思ったりしてですね。
企業側の理想論ではありますが、ダメな人のベースアップと平等にしても仕方ないですかから、とっととデキる人間を偉くしちゃって役職手当をつけちゃうとかで露骨すぎる給与格差。

「え〜、そんなに違うの〜」って。

私が転職先の面接官でしたら意地悪な質問ばかりしますよ。「前職で『具体的』に何があなたに合わなかったのですか?」、「そもそも、やりたい仕事じゃなかったのに何で前職を選んだんですか?事前に調べなかったんですか?」、「うちの会社で何がやりたいんですか?具体的に言ってください」、「chatDPTが進歩しますよ。将来のために何か努力しています?」なんてですね。そこで、すぐさま答えれなかったら「え?そんな事も答えられない稚拙。いや無知、いや、あのフランスの在住の方風にいうと「無能な似非社会人のくせに我社に入りたいですか?」かですね。こういう思考でも薄くは考えとかないと、いよいよ経済破綻が加速しますからね。勝手な人事担当者さんへの提言であります。

2番目に多い「人間関係が合わなかった」という理由で離職しちゃった人には、「そういう、あなたは職場で好かれいたという自信はありますか?」、今までの人生、いい人ばかりでしたか?」、「世の中、自分に合う人間ばかりだったら戦争なんて起きなくないですか?それとも戦争に賛成ですか?」なんてですね。
まぁ、鬱とかになったら仕方ないんですけどね。早めにに治した方が将来的にはいいに決まっていますから。
そうではない限りは、たった3年で会社を世間知らずのまま辞めてしまうなんていう「流行」に乗るべきではないかと思うんです。

流行は終わりますからね。せめて5年は頑張ってください。石の上には3年でもよかろうですが仕事は5年ということで頼みます。私が経営する会社でも、たったの3年でなんらかになった人は知りません。

気合いを入れてスキルなんぞを身につけまくれば転職バッタになる可能性も低くなります。そして、流行りが終わった頃の新入社員は企業も激しくコンプライアンス改革や人材育成、年功序列の完全廃止。そんな諸々が変わったりしちゃって、「あー、ちょっと昔の人は、たった3年で会社を辞めていたんだって。間抜けだよねー」なんて言われたりするかもしれませんよ。
それが例え流行りでなくスタンダードのままだとしても5年間は、出鱈目にヒットポイントを稼いでおいてください。何らのイノベーションでも起こしてください。のほほんとしていたら優秀なchatGPT様がポイントを無慈悲にガンガン稼ぎますよ。彼は3年どころかMacOS以上に頻繁にアップデートするかもしれないですからね。

そういう私は、たっ4年で役員でしたから。そこそこ大きな会社のトップ10に入る偉い人になりました……。知らないあなたに、いちいち威張っているわけじゃあないんです。それこそ、私には根本的に明確すぎる目標がありましたので然るべき会社に入りましたし、キャリアアップのために、勝手に子会社にドイツ語のデザインの書籍を翻訳させたりですね。色々と賞や資格を会社の金を使って還元という目的でとったり。とにかくアホみたいに努力しましたから当然の結果です。

まぁ、でも、なんだか燃えつき症候群みたいになって辞めたんですけどね。勿論、その後は「最初の肩書きだけ」だけでも、もっと大きな企業に大歓迎されて入りましたしね。というか、私は偉そうに「入ってもいいですよ」って具合でしたから。

この文章はですね。「2度読んでも無駄じゃないですから...あなたの人生のために言うけど...無駄じゃないことも、多分あるのです」
はい。なんならプリントアウトしてもいいんですよ。

起業?このブログ記事をバカバカしいと思ったらやればいいんじゃないですか?でも学生のうちのうちでも雛形ぐらいは作っていましたか?思いつきですか?怪しいセミナーでも行きましたか?飲食店をしたい?(かなり厳しいですよ)。

せいぜい資金の調達を親にしないようにお願いします。それって、かなり無駄、無駄からの残念な人を散々と見てきましたから。

なんやなんや言っても頑張る人にしか、イタリアに限らず黄金の風は吹かないのです。

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