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自分の妻の妊娠が分かったときにまず最初にやるべきたった一つのこと

2020年の5月に妻の妊娠がわかり、2021年の2月から育休を取得しました。現在32歳ですが、生まれて初めて子育てに向き合う中で得た学びを書いてみたいと思います。

このnoteのサマリ
・メインの対象はこれから父親になろうとしている方
・妻の妊娠がわかったとき、まず最初にやるべきなのは日々のコミュニケーションの前提を変えること
・コミュニケーションの前提を変え、気を付けるポイントがわかると、必要なサポートに先回りして動けるようになる

自分の体験を書こうと思ったきっかけ


全く同じ子育てというのは世の中に存在しないと思いますが、自分が経験した「もっとこうしておけば良かった」と思うことを残すことで、これから子育てを開始する方々のつまづきを少なくするお手伝いができるのではないかと思ったのがきっかけです。実際に子育てを経験してみて、もう少し事前に色々と準備できていれば、もっと妻への負担少なく物事を進められたのではないかという反省があります。

このnoteをご覧になった方はぜひ私をしくじり先生として見ていただき、同じような失敗を避けていただきたいと心から思います。

妻の妊娠がわかったときに必要なのは
コミュニケーションの前提を変えること


今回のnoteで一番お伝えしたいのはここです。コミュニケーションの前提を意識して変えないと、パートナーにとってかなりのストレスになる可能性が高くなると思います。

より具体的には、女性は妊娠すると次の3つの観点で妊娠前とは全く違う存在に変わるので、それをしっかり理解したうえでコミュニケーションする必要があります。

①情報処理能力
妊娠すると情報処理能力が低下します。個人差はあると思いますがそれこそガクッと下がると思っておいたほうがいいです。それまでは特に問題なかったやや専門性のある会話についてこれなくなったり、産休に際して会社や役所に提出する書類の作成などが難しくなったりします。

②体力
妊娠前よりも明らかに体力が低下して疲れやすくなります。また運動能力の面でも影響があり、気を付けないと何でもない平坦な道で転んでしまうといったこともあります。ここにつわりの症状が加わるので、体力的にかなり消耗した状態になります。

③情緒
これも個人差はあると思いますが、かなり不安定になると思います。特に妊娠が初めての場合はそれ自体が不安ですし、今まで出来ていたことができなくなるストレス、周囲に迷惑をかけてしまっている意識などで感情の起伏が大きくなりやすいです。

大変恥ずかしい話ですが、私はこれらの点について不勉強であったために、妻へのサポートが不十分な期間を作ってしまったと思っています。

もっと早くにこれらのポイントを実感を持って理解し、妻への対応を変えていたら、もう少しストレスなく妊娠初期を過ごせたはずです。

コミュニケーションの前提を
変えないといけいない理由


理由は大きく2つだと思います。一つは最適な家事分担が難しくなること。2つ目は「家事をやればOK」という誤った認識を生むことです。

家事分担:
家事分担の在り方はそれぞれの家庭で異なると思います。ここで忘れてはいけないのは、自分のパートナーの能力には著しい制限がかかっている点です。単純に家事の分担割合を50:50にしても、「負担」という観点では平等になっていない可能性があることは認識しておく必要があるのではと思います。

家事をやればOKは間違い:
お伝えした通り妊娠した女性は様々な能力が低下しているので、任された家事をやればOKと思っているとパートナーの疲労やストレスを見過ごします。個人的に盲点になりやすいと思ったのは情報収集・書類作成です。情報処理能力が低下しているなか、病院・役所・会社などから様々な説明を受けて、出産に向けた準備や書類作成するのは相当な負担になります。いわゆる家事以外にもサポートが必要な領域の存在は知っておくと役立つと思います。

妻の妊娠から学んだこと


今回私が学んだのは、広い視野に立って妻をサポートできることがないかを考える重要性です。妻の妊娠がわかる前まで、私は任された家事をやっていれば自分の役目を果たしていると思い込んでいました。しかし実際には家事以外にも、妻が助けを必要としていたことがあったのです。

もし私がもう一度やり直すチャンスをもらえるとしたら、次の点を特に意識してサポートすると思います。

①情報収集
妊娠初期は、出産準備・保活などに関して、分からないことやどうするか決めてないことが沢山あることに気づきます。この分からないことや決めてないこと一つ一つがパートナーの不安や焦りにつながります。一緒に情報収集して、何をどうするかを決めて記録に残すということやると、パートナーの安心につながりやすくなると思います。これをすると自分の育児に対する当事者意識も高くなるのでメリットは大きいです。

②書類作成
妊娠・出産に際して様々な書類作成の必要があり、またそれに対応する時期がバラバラなのがパートナーを悩ませます。会社・役所・病院などの担当者がどれだけ丁寧に説明してくれても、情報処理能力が低下しているパートナーにとっては情報量が多すぎて理解が難しくなっています。ここをサポートするのは大きと思います。

③家事
もっと早い段階で、パートナーがやっている家事を自分に渡してもらったと思います。パートナーが担っていた全ての家事を代行できると、急な体調不良などのトラブルにも慌てません。パートナーにとっても「あっ、あれが終わってない。。」みたいな感情が減るので安心にもつながります。

こう聞くと色々やることがあって大変だと思う方もいるかもしれません。ですが一度気を付けるべきポイントを知ると、ここは自分がやったほうが良いと自然に動けるようになっていきます。

そうすると良いことがあります。パートナーからの「ありがとう」が増えるんです。ありきたりかもしれないですが、愛する妻からの感謝や笑顔は何よりも嬉しいですし、もっと頑張ろうという気力が湧いてきます。

最後に


自身のパートナーの妊娠や出産に際して、どこから知識を得ればいいのかわからないという方もいると思います。一例として私は「ままのて」というアプリを使って情報収集に役立てていました。このアプリは妊娠してからの経過期間に合わせて、知っておくといい豆知識などを毎日コンパクトに知らせてくれます。※以下の写真は例です。私は既に子供が生まれたので、出産後の内容になっている点はご了承ください

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個人的なおすすめは、このアプリを毎日、パートナーと一緒に確認する時間を作ることです。妊娠時期ごとに気を付けるべきこと、サポートすると良いことの共通理解が進みやすくなります。ぜひやってみてください。



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育児日記

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