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4分の1天引き貯金〜ないものとして生活する資金力アップ法〜


前回お金が貯まらない人の理由や改善方法を
お伝えしました。

本日はさらに貯金や資産形成力をアップさせる
方法をもう少し具体的にご紹介します。


『4分の1天引き貯金』


と言われる方法です。

林学者や造園家で日本の公園の父と呼ばれる
本多静六(ほんだせいろく)さんの教えです。

彼は明治から昭和にかけて日比谷公園をはじめ
とする多くの公園を手がけてきました。

一方で、株式投資家の顔も持ち、40代にして
現在価値で言う100億円近い資産を築き、
巨万の富を得たことでも知られています。

彼の著書である「私の財産告白」から、
この資産を築いた方法を1つご紹介します。


彼はもともと貧乏な家庭に生まれ育ったため、
大人になってからもこのままでは一生貧乏に
強いられると一念発起し、この方法を編み出し
ました。

そのため、ご紹介する方法は誰でも簡単に
いますぐ始められる方法だと思います。

この「4分の1天引き貯金」はシンプルです。

名前の通り、給料の4分の1を天引きして貯金
するというだけです。

皆さんの貯金方法はどうしていますか?

一般的に多いのは、

給料から生活費などの支出を差し引き、
残ったお金を貯金に回す

この方法が多いように見受けられます。

しかし、お金があればどうしても使ってしまう
ということや、残らなかったから来月でいいや
といった話になりかねません。

これではいつまで経っても貯金はできません。

一方で、この「4分の1天引き貯金」ですと、

給料からまず給料の「4分の1」にあたるお金
を天引きしてしまいます。

そのため、残った「4分の3」で生活をする
という癖をつけることができます。

実際に、4分の1を差し引いてしまっては生活が
苦しくなるというご意見もあるかと思いますが、
これは正直「工夫」するしかありません。

「収入」を増やせないのであれば、
「支出」を減らすしかないのです。

彼もこれに当てはまり「倹約」に努めました。

現代では、過去記事でも紹介したポイント活用
など、生活費を抑える方法は工夫次第でいくら
でもあります。

この「4分の1天引き貯金」であれば、

給料の4分の1はもともと「ないものとして」
生活をすることを強いるため、強制力が高く
確実に貯金をすることができます。

例えば、月給が20万円のご家庭だとすると、

4分の1は5万円です。

この5万円を事前に差し引いた15万円で生活
をしていくというものです。

この5万円の差し引きだけで年間60万円という
貯金をすることができます。
20年間で既に1,200万円という額になります。

この4分の1貯金が一定の金額になれば、
さらに4分の1の半分は投資に回していくなど
投資における「資金力」アップにも繋がります。


ポイントは「事前」か「事後」かです。

多くの方の貯金方法は「事後」に残ったお金を
貯めるというものでした。

しかし、「4分の1天引き貯金」では、「事前」
にお金を差し引いておくため確実なのです。

ただし、これも実効性のあるものでなければ
なりません。

そのため、おすすめの方法としては、

「4分の1天引き貯金口座」を作ることです。

天引きした4分の1のお金はその口座に入金し、
もう絶対に触らないという状況にすることです。

口座の選択も入金するのに振込手数料がかかる
ようでは意味がありません。

そのため、メインバンクおよび貯金口座なども
振込手数料がかからないようなネットバンクを
利用することをおすすめします。

私は「楽天銀行」と「住信SBIネット銀行」の
2つを利用しています。

また、こういったネットバンクは預金利率が
良いというメリットもあります。

過去記事をご参考ください。

ぜひ直近の給料日から「4分の1天引き」を
実施して、貯金および投資の力を高めていき
ましょう。

それでは。

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