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読書感想文 『夜に星を放つ』

【夜に星を放つ】

第167回直木賞受賞作


・真夜中のアボカド
・銀紙色のアンタレス
・真珠星スピカ
・湿りの海
・星の隨に
の5編からなる1冊


どの作品の主人公も人生がうまくいかない辛さを味わいながら生きている。それは恰も真っ暗な夜空のよう。

それでも前にも進もうと踏み出す力強さが繊細に描かれている作品。

そして、進んだ先に訪れる或いは見つけ出す希望の光がまさにこの本のタイトルのような⭐️だったんだろう。

人生はいつも昼間だけじゃないから、真っ暗な時間が、タイミングがあっても、そこに星となる光があればまた昼間になるまで頑張って生き続けられるのかもしれない。

夜空にも、人生にも、明かりとなる⭐️って大切だ。
自分は夜空に星を放つのは無理でも、自分自身や誰かの星を放つことなら出来るかもしれない。それだけで生きてる価値あると思える。


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