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便利になったから、脳を使わなくなった

高齢者の自動車運転事故が増えています。オートマチック車という便利な車を開発した代償だと私は思っています。

昔は、足元に必ず3つのペダルがありました。左から、クラッチ、ブレーキ、アクセルです。発進させるためには、クラッチペダルの微妙な操作が必須です。坂道発進では、誰もが緊張しながら操作したものです。脳をかなり使う操作です。

オートマチック車は変速操作は必要ありません。車が勝手にやってくれますから、坂道発進するためにブレーキを離しても下がることはありません。交差点を曲がってからも、ギア操作の必要はありません。進めはアクセル、止まれはブレーキ、ただそれだけです。

操作を簡単にすることで、複雑な操作を覚える必要がなく、簡単に運転ができるようになったのが、オートマチック車です。運転中の集中力は、3ペダルとかなりの差があると思います。


これから自動化はさらに進化していく


他にも簡単操作で楽になった物がたくさんあります。例えば、テレビ番組の録画です。昔は、番組表なんて出てきませんから、自分で日時を入力しなければなりませんでした。レコード針を下ろす操作も神経使います。柱時計は月一回、ネジを巻く必要がありました。挙げていけばキリがありません。

オートマチック化、ようするに自動化したことで、人間が楽を取ったわけです。操作を省き、自動化されれば、やらなくても良いことが増えます。この先、自動運転が進めばさらに楽になることでしょう。その時の楽は、集中力不要になるんじゃないでしょうか? 大丈夫?

自動運転中の自動車が事故を起こした場合、保証はどうなるのか? という問題が解決されれば、商品化は一気に進むことでしょう。空飛ぶドローンだって同じです。もしも落下した時はだれが責任を取るのか?


使わないから老化するのは当たり前


田植えは一本一本、人間の手で植えていた時代からすれば、人間は楽になる道具をたくさん作ってきました。体を動かさず、脳を動かさず、言わば横着する道具を作ってきたわけです。体や脳が老化しても、それは当たり前のことです。もはや、老化というより、退化しているかもしれません。

動物の進化もそうですよね。使わないものは退化していき、無くなって行ったのが「進化」です。深海に住む魚には目がないそうです。どうせ見えない世界ですから、退化したそうです。人間もそのうち、足が無くなるかもよ(笑)


手動でできるものはやってみよう!


今一度、昔を振り返って、自動ではなく手動でできるものは手動にしましょう。車なんてなかった時代は、自分の足で日本中歩いて回ったわけです。だからといって、歩いて旅をしろとは言いません。身近にできる簡単なことで良いんです。

スーパーへ車で行ったら、駐車場ではわざと遠い場所に置いて、歩く距離を作りましょう。買った荷物が重いなんて言い訳はいりません。他にもいっぱいあります。とにかくできることから始めることにしましょう。

自動化されていない所を探し、手動でできることをやってみることです。それが健康寿命を延ばし、認知症予防につながるはずです。


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