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「良いプロフィール」と「悪いプロフィール」の3つの違い

「プロフィールは掛け算である」
無名の新人時代に行きついた結論がこれです。

私は普通のサラリーマンにも関わらず、15年前に本を出版。その後、サラリーマンを継続しながら9冊の本を出版し、テレビ・新聞・雑誌・ラジオなどの取材を50回以上受け、WEBメディアでは100本以上の原稿を寄稿してきました。

普通の人だった私が、なぜか色々なところから声がかかりはじめた理由は、すべてプロフィールにありました。

プロフィールをデジタル大辞泉で調べると、「側面からみた、人物などの略伝や寸描。人物紹介。人物評。また、その人の略歴の意味でも用いる」とのこと。

「ははぁ、自己紹介ね、簡単じゃん」と考えた人は、損する人です。

プロフィール作りには「正しい作り方」と「悪い作り方」を分ける3つの違いが存在します。

そして冒頭にお話ししたようにプロフィール作りは掛け算のため、悪い作り方をするとポジティブに機能するどころか、逆にマイナスに機能してしまいます。

まさに算数と同じ。
100に100を掛けると、10,000になりますが
100に-100を掛けると、-10,000になってしまいます。

そこで今回は「良いプロフィール」と「悪いプロフィール」に分かれる3つの違いについてお話ししたいと思います。

●違い①プロフィールとは自己紹介ではない


プロフィールというと自分のことを紹介すれば良いと考える人が多いですが、それは完全に間違いです。

なぜならプロフィールとは「自分のブランドを構築する」ために作るものだからです。

本にしろ、SNSにしろ、プロフィールに目を通す読者からすると、あなたが何者であるかなんてまったく興味がありません。

それよりも「あなたの発言を読むことにより、自分に何のメリットがあるのか?」に興味があります。

つまりプロフィールには、あなたが目指すブランドが与える「読者メリット」が含まれている必要があります。

そしてそれ以外の情報は排除しなくてはなりません。

よってプロフィールでよく見かける「生まれ年」「出身地」「大学名」「趣味」などは、まったく無意味の情報なのです。

必要なのは「読者に●●という点で役に立てる」という情報のみ。
これだけに絞ってください。

後ほどお話ししますが、プロフィールを読んでもらえる文字数は決まっています。そんな貴重な文字数を無意味な情報で埋めてしまうのは百害あって一利なしです。

●違い②プロフィールは第三者の目で書くもの


よくよく見るとわかりますが、世の中で活躍している人のプロフィールは第三者の目線で書かれています。

×私は○○な人間です ⇒ ○彼・彼女は○○な人間である
×私の実績は××です ⇒ ○彼・彼女は××な実績を持っている

どんなに優秀な人であっても、自分で自分のことをアピールすると嫌味に聞こえてしまう。逆に第三者から「あの人ってすごいらしいよ」と言われると、「そうなんだ」とすんなり受け入れるのが人間の性。

この違いをわかっていないと嫌味な痛い人と勘違いされてしまいます。

また自分で自分のことをアピールすると、なぜか控えめになったり、自虐的になりがちです。

「自分には実績がある。こんなことができる!」と胸を張って言うためにも第三者目線で作ってください。

●違い③初めて作るプロフィールは300文字にまとめる


「メラビアンの法則」をご存じでしょうか?
「人は見た目が9割」とか「第一印象が大切」と言われる根拠とされる心理学です。

メラビアンの法則によると、コミュニケーションにおいて、人は言語情報から7%、聴覚情報から38%、視覚情報(Visual)から55%のウェイトで影響を受けているそうです。

自分はそんなことはないという人もいるかと思いますが、やはり人間は第一印象に左右されてしまうものです。

そんな第一印象がプロフィールにも存在します。
それは適正な長さです。

プロフィールは長すぎると読む気がなくなり、短すぎるときちんと情報が伝わらないもの。この両方の不満を取り除いた最適な文字数を計算すると「300文字」になります。

嘘だと思うなら、身近な作家やインフルエンサーのプロフィールを見てみてください。大体300文字で言いたいことが収まっています。

もちろん長いプロフィールの方もいます。でもその方はすでに実績を数多く出し、長くても読んでも良いと思われている人です(新人監督の長編映画は観る気がなくなりますが、名監督の長編映画は喜んで観るのと同じですね)。

●まとめ


「良いプロフィール」は、ブランドを作る目的で、第三者目線で、300文字で作られています。

答えを聞くとシンプルですが、意外とこれが守られておらず、逆にマイナスの結果になっている人が案外多い。

ぜひあなたは正しいポイントを押さえて、効果を生むプロフィールを作ってみてください。

えっ?でもこれだけではきちんと作る自信がないですって?
だいじょうぶです。

次回は私が15年間かけて、数百冊の本と数多くのセミナーに参加して研究したプロフィールの極意をお話しします(価格にすると数百万相当の投資をしています)。

ぜひ次回もチェックして、あなたのプロフィール作りに役立ててください。

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