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自由律俳句 #381

【見慣れている天井を見ている】


あそこの模様は顔に見えるし、
あそこの模様は犬の形に見えるし、
あそこの模様は魚の形に見えるし、
あそこから、あそこまで、
迷路みたいになっていて、
いつも最短距離でゴールしている。

見上げた天井の、
この限られた面積に、
日常の空想を見ている。

吸い込まれそうだなぁとか、
ちょっとなら吸い込まれても良いかなぁとか、
思ったり、思わなかったり。


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