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#87【7月14日(木)】「秋山 翔吾 ✖ 坂倉 将吾」WショーゴがWタイムリーヒット!「中﨑 ✖ 一岡 ✖ 薮田 ✖ 矢崎」4人による無失点リレー!<ヒットエンドラン>失敗したけど見ててワクワクしたよ(^^)【カープ戦記】

※【謝罪】※

サムネイル画像の「坂倉翔吾」ですが、正しくは「坂倉将吾」です。大変失礼しました・・・m(_ _)m

サムネイル画像の「中崎」ですが、正しくは「中﨑」です。大変失礼しました・・・m(_ _)m

名前間違え、以後、気を付けます。



【概要】

※参考:スポーツナビ(ニュース一覧)

  • チーム:1日で4位転落 → 3点差以上の逆転勝ち今季ゼロ

  • 秋山 翔吾:本拠地マツダスタジアムで初安打&初打点

  • 秋山 翔吾:19打席ぶりヒット(連続無安打ストップ)

【結果】

※出典:スポーツナビ(野球速報)

〈先発投手・対戦成績〉



〈スタメン〉



〈スコア〉



〈打者成績〉



〈投手成績〉



〈その他成績〉



【見所】

<3回裏>「秋山 翔吾 ✖ 坂倉 将吾」WショーゴがWタイムリーヒット!

3回表、先発のアンダーソンが「2アウトランナー無しから『ヒット・フォアボール・エラー』が重なって3失点」という勿体無いイニングがあった直後、3回裏。

DeNAの先発投手、石川達也の独特な投球モーションに幻惑されている感じがあったカープ打線が、反撃開始。

はじめから狙っていたかのような、2巡目になったタイミングで「野間 → 菊池 → 秋山」の3連打が飛び出す(^^)

3連打を浴びて、三浦監督は交代を決断。

「プロの洗礼を浴びせすぎちゃったかな?」と、謎の余裕を見せるカープファンの僕であったが、早めの交代は想定内だったようで()

先発予定だった東が13日に体調不良を訴え、登板を回避し、急きょ託された先発マウンド。12回は無失点に抑えたが、3回に野間、菊池涼の連打で1死二、三塁とされ、秋山に適時打を浴びて、降板を告げられた。

石川は「緊張することなく、いつも通り試合に入ることができた。1巡目までは良かったのですが、2巡目に入り変化球の修正ができず、ストレートを狙われてしまった」とコメントした。

三浦監督は「堂々としたピッチング。ファームでも50球くらいしか投げてないので、それぐらいがメドでいけるところまでと。立派なデビュー戦だったと思います」と評価した。

DeNA】プロ初登板初先発の石川達也がトレンド入り 三浦監督も評価「立派なデビュー戦」

交代時点での球数が「45球」なので、抑えていても、抑えていなくても、その付近にまで球数がかさんだら、交代する予定だったのではないかな。

とにもかくにも。

遂に出ました!
秋山翔吾、本拠地(マツダスタジアム)初ヒット!
タイムリーヒットとなって、初打点もセットで付いてきました!

ここまで苦しんだ。日本球界復帰戦だった8日の中日戦(バンテリン)で2安打してから、この日の1打席目まで18打席連続で無安打。「やっぱり試合に出ている以上は結果を出したかった」という秋山は19打席ぶりの安打に「ファンの皆さんも待っていたと思うし、僕自身も早く期待に応えたいと思ってやっていたので苦しい時間ではありました」とホッとした表情を見せた。

【広島】秋山翔吾が本拠地マツダで初安打「苦しい時間ではありました」

本人もこのコメント。

秋山のインタビューでの受け答えなどを見ていると「真面目過ぎる選手」「自分に厳し過ぎる選手」というイメージが強いだけに、言葉で言い表せられない部分も含めて、自らを追い込んでいたのではないかと思われる。

そういう選手に「気負い過ぎず」とフォローするのもどうなんだろうな、と思う自分も居るので、1ファンとしては、これからの活躍をじっくりと見守っていきたいものだ。

そして、ゆくゆくは、カープのユニフォームを着て、2000本安打、打ってくださいな(^^)

試合後、佐々岡監督は「昨日も内容は悪くない感じがしました」と無安打が続いていた前日13日について語り、さらに「今日のタイムリーでまた、良い打球を打っているので、気持ち的にも地元で打てたので変わってくるのかなと思います」と話した。

19打席ぶり安打の広島・秋山は「地元で打てたので変わってくるのかなと」 佐々岡監督がきっかけに期待

佐々岡監督は平常運転。

良く「他人事コメント」と揶揄されている印象もある佐々岡監督の言葉選びだが、秋山に対する受け答えを読んでいると、近過ぎず遠過ぎず、良い塩梅なんじゃないかなと思っている。

「秋山カープ入団」という報を受けて以降、カープファンの期待値は、ドンドン高まり続けていったと、僕は思っていて。

期待値が高くなればなるほど、求める成績も高くなっていく。
求める成績が高くなればなるほど、少々の結果じゃ満足出来なくなる。
結果が伴わない日が続いて来ると、エネルギッシュな人は非難批判を行なったり、穏やかな人は失望したりする。

たかが4試合、されど4試合

僕自身、色んな声を吸い上げたわけではないけども。
ノーヒットの期間が続くことで、秋山に対する見方が、少々、変わっていったような気もしていて。
ウーン、どうなんだろう。何とも言えない気持ちになったりもしていた。

なのでね、このタイミングで出たということ。
僕も、素直に喜びたいのだ(^^)

話が長くなったが、初ヒットのシーンを振り返っていこう。

低めのストレートを、カーンと捉えて行ったね~!

解説の野村謙二郎さんは「ストレートタイミングで待っていたところ、ミスショットせずに一振りで仕留められた」と称賛されていた。

それこそ、ウチの自慢の5番バッター、坂倉のような打球だった。
狙い澄ましてバットを振り抜いて、芯で捉える。
ボールはピンポン球のように飛んで行って、ヒットゾーンに弾き返す。

記念すべき初ヒットは、内容も素晴らしい当たりでしたよ(^^)

「坂倉選手がもう一人増えました!」みたいなことになったら、物凄いクリーンアップが組めちゃうね()

坂倉の話になっているので、坂倉のバッティングも見て行こう~♪

いやー、コレも良かった!

ピッチャーは「野間 → 菊池 → 秋山」の3連打を浴びて、石川達也から、宮國へとスイッチ。

秋山の後、マクブルームは、その宮國から、三振を喫していた。

野村さんは「上位打線の連打が飛び出して、秋山にも初ヒットが生まれて、それで1点止まりだったら、ちょっと微妙ですねえ」と話していた矢先の出来事だった。

カーン!

アウトローに沈むフォーク、決して優しくないボールを、逆方向に打ち返す「技有りの一打」で、1点差に追い寄るタイムリーヒット!

これには野村さんも、そして僕も、ご満悦(^^)()

野村さんは「引っ張りに入ったら引っ掛けるようなボールなんですけど『ひきつけて逆方向に打つ』打撃が染み付いているんでしょうね」と、感心したような口ぶりで解説。

技術的なことは僕には解説できないが「これぞ坂倉将吾だ!」というようなバッティングでしたよ(^^)

・・・ん?

坂倉将吾・・・ショウゴ・・・。
秋山翔吾・・・ショウゴ・・・。

「Wショーゴやないかいっ!」

左バッター、卓越したバッティング技術、安打製造機・・・。
共通点多いな、おい!w

たった今、僕は「Wショーゴ」であることに気付いたのだけど、皆さんは、早々に気付かれたのかしら・・・。

二人でヒーローインタビューを受けて、どこかのメディアが「Wショーゴ」って形容したら、僕、笑っちゃいそうだ()

コホン。

話を戻しましょう。

彼はまた、打つ場面が、素晴らしいんだ。
そう。
坂倉の魅力は「得点圏打率」にもあるのだ。

「マクブルーム ✖ 坂倉 将吾」
カープが誇る「4番 ✖ 5番」は得点圏打率が「3位 ✖ 4位」なのだ(^^)

坂倉がチャンスに強い印象はシーズン序盤からずっと持っていたのだけど、マクブルームは、好調の7月で、グンと上げて来た印象。

本領発揮とでもいうような打棒で、日に日に、マクブルームファンを増やしていっているのでは?w

僕は「1軍初打席」を見て以降、大好きなので()
お先失礼しますね()

数字を見ても「チャンスで中軸に回せば何とかしてくれる!」と思えるのは、首脳陣にとっても、選手にとっても、ファンにとっても、みんなにとって、心強い存在なのではないかな(^^)

<6回表~9回表>4人のリリーバーによる無失点リレー!

「中﨑 翔太 ✖ 一岡 竜司 ✖ 薮田 和樹 ✖ 矢崎 拓也」

先発のアンダーソンが5.2回で降板して以降、リリーフ陣は失点を許さず、僅差のまま、最後まで戦い抜くことが出来た。

結果的には負けてしまったけど「1点差ならワンチャンスだ!」という状況で戦えたことを、僕はポジりたい。

野村さんも、今日のリリーバーの出来を称賛するとともに、懇々と、自らの監督経験を思い出しながら話しているかのように「中継ぎピッチャーの重要性」を語っておられていた。

特に、今日のような試合展開は、重要な役割を担うことになる。

6回表に牧のソロホームランが出て以降は、1点ビハインドの展開。

僅差ではあるけれど、勝っている状況ではないから、勝ちパターンのピッチャーをつぎ込むことは難しい。

ゆえに、ビハインドピッチャー、勝ちパターンのピッチャーよりも力量が落ちる投手を登板させて、繋いで繋いで、という形になっていく。

この時に「ゼロで抑えられるか否か」で、勝敗は、大きく変わっていく。
そういう話を、野村さんは、丁寧に語られていた。

私的な話をすると、僕は、野村さんの解説が好きだ。
おそらく、カープOBの解説者の中では、一番好きだと思う。

次は、どうかな、達川さんかな()
あ、基本的に「キャッチャー出身の人の解説」は好きなんです。

もう一つ付け足すと、野村さんは、W解説の時も、楽しませてくれる。

試合の場面ごとに「ココは〇〇ですか?」などと、質問を投げかけるのだ。
そこから二人のミニ野球談議が始まる。
耳を澄まして聴いていると、新しい発見が色々あったりして、見識が広がる。

具体的な話をいくつか出してみたが、全体を通して言えば「俯瞰力」「言語化能力」「噛み砕き力」に優れた解説者だと、僕は思っている。

なので、試合が始まって「今日の解説は野村謙二郎さんです」と紹介されると、心の中で、小躍りする自分が居るのだ。

あ、気のせいかもしれないけど、日テレジータス、東京ドームでの試合を解説している時の野村さんは、ちょっと、他人行儀感、借りて来た猫感、あるくない?って、僕は勝手に、思っている()

これは蛇足でしたね、失礼しました・・・m(__)m

さ、話を戻そう。

そういうわけで(雑にまとめた)、野村さんが称賛した4人のリリーバーのピッチングを、一人ずつ、振り返っていきましょう。

6回、アンダーソンが牧にホームランを打たれて、なおも、フォアボールとヒットで、二死一三塁のピンチを迎えた場面。

ココで佐々岡監督は動いて、ザキにスイッチ。

中﨑の名前がコールされた時、球場は「歓声」よりも「どよめき」の方が大きかったような気がしたんだけど、気のせいだよな、うん。

僕は「ほう、ココでザキですか・・・」と思案顔。

その後、ベンチ入りのピッチャーの陣容を眺めてみて

「まあ確かに、火消しを託すなら、ザキかなあ・・・」

と、一人で納得して、戦況を見つめていた()

どうかな?
僕と同じような行動を取ったカープファン、結構居るんじゃない?w

ちなみに、控え投手の一覧表が、コチラ。

ウーン、どうでしょう()

どうしても、開幕序盤、ザキが打ち込まれていたシーンが脳裏によぎって「大丈夫かな・・・」ってなる気持ちは、出ちゃうと思うんだよ。

でも、経験値を買って、ピンチの場面を託す継投策は、アリだと思った。

ファームでの試合とか、1軍での敗戦処理ではなく、ああいう、プレッシャーのかかる場面をゼロで凌いでいくことでしか身に付かない自信っていうのも、やっぱりあると思うし。

そういう意味では、首脳陣の期待に応えたザキに「ナイスピッチ!」と、僕は言いたい。

スリーボールノーストライクになった場面は肝を冷やしたけどねw

次、一岡、行ってみよう~♪

一岡は、7回に登板。
昨年は1軍で登板機会が無かったので、2年ぶりの登板とのこと。

そんな中「終盤 ✖ 1点ビハインド」という緊迫感のある場面で送り出したのは、佐々岡監督の親心というのか、期待の大きさがうかがえる采配だったと思う。

僕は、試合中、そういうことはあんまり考えていなくて「一岡久し振り~!」としか、思っていなかったんだけど()

オープン戦かな。
その時に、一度、見ているはずなんだよ。
だけど、開幕1軍切符は得られなくて。
1軍で見たいなあと思っていた選手だったから。

だから、重要な場面で起用してもらったのは、僕としては嬉しい出来事だったけど、抜擢された本人は、内心、プレッシャーだったかもしれないね()

そういうのも影響したのか「ヒット・エラー・フォアボール」で、二死一三塁のピンチを迎えることに。

続く打者は、前の打席に勝ち越しのソロホームランもかっ飛ばしている、DeNAが誇る4番バッター、牧。

内心、ヒヤヒヤして見ていたが、一岡、何とか耐え切りました!

得意のフォークを、良い高さから落として、空振りを誘うことが出来た。
牧は、辛うじてバットには当てるものの、ボテボテのゴロとなって、平凡なショートゴロ。
小園が捌いて、どうにかこうにか、スコアボードに0を刻むことが出来た。

「土俵際の踏ん張り」という意味では、6回のザキ同様、経験値が活かされたカタチじゃないかな(^^)

これは僕の印象論になるけど、ウチのリリーバーは、イキの良い若手がゴロゴロ居るイメージはあって。

彼らは、調子が良い時は、誰も手が付けられないようなボールを投げ込める反面、調子が良くない時に、ガタガタっと、歯止めが効かない瞬間があったりする。

黒田博樹さんが良くおっしゃられていることだけど
「調子が良くない時にいかに抑えられるか?」
ココが、ピッチャーにとって、永遠のテーマなんだと思う。

今日のザキと一岡は、調子が良くない、という風には、僕は感じなかったけども、ピンチでの粘り強さという意味では、そんなことも思い出したな。

ザキは、スリーボールから、カウントを整えて、三振に打ち取った。
一岡は、一三塁のピンチで4番の牧を、投げミスせず、凡打に打ち取った。

二人とも、ナイスピッチングでしたよ(^^)

3人目は薮田、行ってみよう~♪

薮田はね、ポンポンっと、3者凡退、早かったねー!w

こうやって見てみると、10球ですか。
球数も少ないけど、薮田の投球テンポが、また速いんだよね。
バッターに考えさせる隙を与えないというのか。
意図的にやっているのかもしれないね。

特に、今日のような試合、ランナーを背負っていない状況で投げる時は、スイスイっと、速いテンポで、ドンドン投げ込んでいく。

今日は、それが上手くハマッた形なんじゃないかな(^^)

今シーズンの薮田を見る限りでは「ストライクを取るのに苦労する」っていうイメージは、僕は、ほとんどない。

どちらかといえば「ゾーン内にボールをガンガン投げ込む」という印象。
四隅を突くというよりかは、もっとアバウトに、投げてるんじゃないかな?投球テンポの速さはその一環かもしれない。

多少、甘めのコースに行ったとしても、リズムの良いピッチングで、相手バッターに、上手くタイミングを取らせない。

薮田自身、そういう考えを持っているのかどうかは分からないのだけど、ピッチングを見ている僕としては、そんな意図が伝わって来るような気も。

投球テンポが速い分「先発が早めに降板した際のロングリリーフ」として待機してもらえると、首脳陣はありがたいんじゃないかな(^^)

今後、どういう起用法になるかは分からないけど、名前がコールされた時には、心の中で「がんばれ~」って、エールを送らせてもらいます()

最後、4人目は拓也。行ってみよう~♪

拓也も3者凡退!

まあ、彼に関しては、今更、僕が語ることもない気はするけど()
本来は、勝ちパターンのピッチャーだと思うしね。

今日は、他の投手の兼ね合いか、登板間隔の調整もあるのか。
あるいは、無失点リレーで繋いできたので、ゼロで抑えて、次の攻撃に活かしたかったのか。
諸々の理由で、ビハインドでの登板になったと思うんだけど。

野村さんもおっしゃっていたけど「ストライクを取るのに苦労しなくなった」というのが、そのまま「安定感」に、直結している気がしますね(^^)

あともう一つ、野村さんが触れていたのは、変化球の部分。

「カープのピッチャーは横変化のボールを持っている選手は結構居るんですけど、縦変化のボールを持っている選手は少ないんですよね」

そう言われれば、そうかな・・・?

落ちる球で勝負するタイプって、あんまりいないかもしれない。

というか、交流戦やってみて思ったけど、パリーグのリリーフピッチャー、1球団に何人も、落ちるボールを習得していないか?w

カープは落ちるボールが苦手なバッターが多めなのか、ストライクからボールにストンと落ちていく変化球に、バットが空を切るシーン、沢山、見させられたような覚えが・・・(汗)

基本的に、カープの選手しかロクに見ていないから、あんまり疑問に思わなかったんだけど。
そうか、カープの投手陣は、落ちる球を持っている子、あんまり居ないか。

そういう意味では、拓也は「守護神向き」と言っても良いピッチングスタイルだなあと、僕は思っている。

  • ストレートの強さ・速さ

  • フォークの落差・鋭さ

  • 負けん気の強さ

ザッと思い浮かべるだけでも、この3つは、すぐに出て来る。
それで「簡単にフォアボールを出さない」ようになったのなら、まさに「鬼に金棒」じゃないか?

栗林を佐々岡監督の慧眼で一本釣りするのに成功していなければ「守護神・矢崎 拓也」の世界線も、十分、考えられたような気がしてきた()

今は「7回の男」として君臨してもらえると、チームは助かりますm(__)m

ピッチングは、うん、安心して見ていられました()

【着眼】

<ヒットエンドラン>失敗したけど見ててワクワクした!

残念ながら上手く行かなかったんだけど、取り上げようと思った場面。

「ランエンドヒット」は状況が整えば、積極的に仕掛けて行ってると僕は思っているのだけど。

「ヒットエンドラン」って、スッと、思い出せないかな。
あんまり仕掛けていないんじゃないかと思う。
まあ、仕掛けられる場面自体、少ない作戦かもしれないけど()

一応「ランエンドヒット」と「ヒットエンドラン」の違いについて、触れておきましょうか。

ココ、僕も最初は「おんなじじゃないの?」と思っていたから()

「ヒットエンドラン」「ランエンドヒット」の違いは?/元中日・井端弘和に聞く

井端さんが丁寧に解説してくれている贅沢なコラムがあるのだ(^^)

「週刊ベースボールONLINE」さんの「野球コラム」は、井端さん以外にも、様々なOB選手が解説しているので、覗いてみる価値アリ。

僕は「ヒットエンドランは絶対にボールにバットを当てる!」というイメージで、覚えている()

というわけで、見て行こう。

まず、仕掛ける前の場面から。

4回、ピッチャーを宮國から京山にスイッチ。

先頭バッターの小園に対して、ストレートのフォアボールを与える。
「おやおや?」と言いたくなるような。暗雲が立ち込めるような。
そんなフォアボールが出て、カープファンの僕は「おっ?」となった()

続いて、ヒットエンドランのシーンがコチラ。

ウーン、作戦、上手くハマらず。

「ランエンドヒット」と「ヒットエンドラン」の違いを最初に示した通り、今回取った作戦は「ヒットエンドラン」であったから、バッターは、何が何でも、バットにボールを当てないと行けない。

そんな中、京山が投じた4球目のカットは、ストライクゾーンから大きく外れる球となった。

バッターの磯村は、どうにかしてバットに当てようと懸命にスイングを仕掛けたものの、空振り。
結果、小園の単独スチールのようなカタチとなって、記録上は盗塁失敗となってしまった。

一部始終を見て、野村さんは「京山が咄嗟に大きく外したのか・・・」などと「意図的なボール球」の可能性も疑ったが、その前のピッチングと、その後のピッチングを見て、考えを改めた様子。

今日の京山はコントロールが荒れていた。
それで「カットが大きく外れた」のが功を奏して、相手のヒットエンドランを封じることが出来た。
いわば「偶然の産物」として、カープは、攻撃の流れを止められてしまった。

野村さんはそういう見立てをされていた。
僕も、そんなような気がしている。
カープとしては「不運なワンシーン」だったのではないかと。

敢えて指摘するのであれば「制球がアバウトなピッチャーに対してヒットエンドランの作戦はリスクが高い」と言えるかもしれないが、そこを踏まえても、僕個人は、良いアイデアじゃないかな、と思った。

今日は確かにボールが暴れていた印象だけど、京山自身に対しては「制球難」というイメージは、あまり無いしね。

裏を返せば、コントロールが悪いイメージが然程無い投手だからこそ、ヒットエンドランの作戦を出しやすかった、それが失敗を招いた・・・とも、言えるかもしれないけど(汗)

ウダウダと書いてきたけど。

僕の想いとしては「動くことに意味がある」というスタンスを取っている。
今回は失敗に終わったけど、それも受け入れた上で、ガンガン仕掛ける。
そうすることで、相手チームにプレッシャーを与えていく。

作戦が上手くハマったことを「物理的ダメージ・有形の力」と表現するならば、プレッシャーをジワジワかけていくことは「精神的ダメージ・無形の力」と表現出来るのではないか。

割とそれなりの年数、野球を見て来て、そんなことを考える機会が多い。
「ガンガン動いて来るチームは嫌だな」と感じることが多い。
そういう「嫌な印象」を相手に植え付ける意味でも、今日のように、ヒットエンドランを仕掛ける、動いていくのは、今後も継続して欲しいと思った。

以前「Number Web」さんに、こんな記事がUPされていた。

「今のメンバーでは走らせられない。(走力のランク的に)SとかAというより、BCが多い。失敗の確率が高い中で、わざわざリスクを冒す必要はない」(東出輝裕野手総合コーチ)

「今のメンバーでは走らせられない」今季の盗塁数12球団最少カープ伝統の機動力野球が影を潜める理由とは?《誠也移籍の影響も》

確かに、年間盗塁数が20~40個という風に「塁に出られると強いストレスがかかる選手」は、スタメンをザッと見渡しても、あんまり思いつかないかもしれない。

僕の見立てでは、全選手という意味では、Sランクが海成(曽根)、Aランクが羽月だと見ているのだけど、彼らは常時スタメンというわけではないしね。

けれど、機動力野球って、なにも、盗塁が全てではない。
今日のように「足を絡めた攻撃」も、機動力野球の一つじゃないか。

今シーズンのカープの戦いぶりを見て、盗塁数の少なさに着目して「今年のカープは走らないよね」と言う人が多いような気がしているので、ちょっと、強調させてもらいたい部分()

盗塁数って、数字に表れるから、一目で分かる。
だから「全然足を使ってこない」というイメージになると思うんだけど、僕としては「そこまででもないよ」なんて、思ってしまう。

そりゃあ、3連覇を果たした頃、走りまくった時代と比べれば「全然足を使ってない」って答えになるかもしれないけど(汗)

チーム盗塁数が指し示す以上には、仕掛けていると思うけどね。
今日のようなエンドランとか、数字に表れない部分で。

特に、交流戦が終わった後は、頻度が増している気がする。
それ以前は「まずは送りバントで得点圏」という作戦を頻繁に取っていた。

それ自体、一概に悪いとは、思っていないのだけど。
ただ「相手から読まれやすい攻撃」には、なっていたかもしれない。
そういう意味では、機動力野球の比重を増やしたのは、良いことだと思う。

うん。

ゴタクを並べてしまったけど、シンプルに、ワクワクするしね()

「上手く行った  上手く行かなかった」というのが出て来るわけだけど、足を使って攻めるのって、シンプルに、見てて楽しくないですか?w

そういう野球を見て、カープファンになった人って、多いと思うんだよね。

僕は、キッカケは堂林のカープ入団だったけど、足を使って攻めていく野球も、自然と好きになっていったなあ。
高校野球も「機動破壊」で名を馳せた健大高崎を応援したくなるし

まあちょっと、主題、ヒットエンドランの話からだいぶ逸れた感じは否めないですけど、僕からは、以上です()

~余談~

ヒットエンドランが失敗した後のイニング、京山は「1イニング2暴投」という珍記録を出してしまう、荒れっぷりだった模様()

繰り返しになるけど、僕は、京山に対して、コントロールが悪い印象はそんなに持っていなかったので、これは意外だった。

野村さんは「変化球を『曲げてやろう!』と必要以上に力を入れることで、コントロールがつかなくなっているのでは?」と話されていた。

そう言われてみると、変化球を地面に叩き付けるようなシーンが目立ったような気もしたけど、ストレートも、暴れている感じだったんだよなあ。

「そういう日」だったのかもしれない()

確かに「そういう日」には、ヒットエンドランを仕掛けるのは、あんまり得策ではないかもしれないね(汗)

暴投2連発が、仕掛ける前にあったら、躊躇したかもしれないけど・・・。

まあ、勝負は時の運ってね()

【P.S.】

佐々岡監督って一岡のこと「イッチー」って呼んでたっけ(笑)

──3─4の七回からは一岡が2020年以来の1軍登板。安打と四球で走者を背負ったが1回無失点に抑えた

「イッチーも久々の1軍登板だったと思う。緊張したと思うけどゼロに抑えた。またしっかりと役割を果たしてもらいたい。まあ、イッチーもホッとしたんじゃないですかね」

【鯉将一問一答】広島・佐々岡監督「気持ち的に地元で打てたので変わってくる」 秋山が本拠地初安打

何の気なしに記事をチェックしていたら「イッチー」「イッチー」とあだ名を連呼しているので「ワオッ」ってなっちゃったよ()

佐々岡監督、呼んでいましたっけ?
というか、呼んでいたとしても、メディアを通じて、あだ名呼びしてた?w
僕が気にならなかっただけなのか・・・。

あっ、坂倉のことは「サク」って、呼んでたかなあ・・・。

けど、イッチーですか。
佐々岡監督が、イッチーって、一岡を呼んでる姿を想像すると、なんだか微笑ましくて、顔がほころぶんだけど()

ちなみに僕は、カープにやって来た当初は「イッチー!」って呼んでいたけど、僕も一岡も、そういう年齢じゃないのかなあと思えて来て、自然と「一岡」に落ち着きましたねえ・・・。

佐々岡監督が呼んでるなら、もう一回「イッチー」に変えようかしら?
そんなことを思った次第()

それでは、また(^^)

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