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たいせつな、預かりもの

息子がすくすく成長して今、1歳9ヶ月。

見た目だけなら2歳児に見えるくらい、体は大きくがっちり成長中。

0歳の頃はひとり黙々と遊んでいることが多いです、と言われていたけれど、1歳半を過ぎたあたりから一気に活発で、やんちゃになってきた。

家中笑いながら走り回ったり、わざと物を投げてみたり、シーツの中に潜ってはしゃいだり、口に含んだ麦茶をぶー!と吹き出して遊んだり。うふふ、といたずらっぽい笑顔で色々しかけてくる。

とてもかわいい。

かわいくて、かわいくて、自分のお腹から出てきたという感じがしない。

あー!と甘えてお腹の上に乗ってくる体はもう私の身長の半分以上あるし、ずっしり重い。

育てば育つほどお腹の中には入れないサイズになっていき、自我も育ってゆく。どんどんしっかりした個人になっていって、自分の体から出てきたのが妄想か虚言のような気がしてくる。

最近は、「たまたま我が家にやってきた大切な預かりもの」みたいだな、と感じている。

まだ小さくて、幼くて、自力では生きていけないから人生を預かっているけれど、あくまで他人で、私とも夫とも違って、ある程度責任と義務は追うが、一定年数経てばそれもなくなる。

たいせつな預かりもの。

以前、「赤子が携帯の充電ケーブルをかじって困る」と言ったら「猫みたいですね」と言われて以来、なるほど、近いものがあるなと思うようになった。

可愛くて、自由気ままで、いうことを聞かなくて、でも時々たぶん通じ合っていて、勝手で、困ることもするけど、全体的にかわいくて、お世話しているけど、私も助けられていて。

それでも見た目が同じ人類だし、同じ言語を話すから、つい大人と同じように見て、無茶な期待をしてストレスを溜めてしまうこともある。

そのたびに、「色々できるようになったし、賢いなと感じることも多いけど、この子はまだこの世に出て満1年にすぎないんだよなぁ」と反省する。

さぁ、話がまとまらないままだが、お迎えの時間が近づいてきたので締めなければならない。

ええと、今日も息子が、とってもとってもかわいいです。

#エッセイ #育児 #子育て #親 #息子 #1歳 #親子

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