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絵描きと猫

猫のツボミと一緒に暮らし始めて今日でちょうど満2年になる。
生後3ヵ月で我が家にやってきた。
ツボミはやってきたその日のうちに、家の中を探索し始め、なぜかアトリエを気に入ってしまった。
アトリエは危険な薬品や制作途中の作品など、「さわるな危険!!」がいっぱいあるからこそ入ってほしくなかったが、入ってほしくない部屋ほど気に入るものである。
何度も入られないよう対策し、その度にするりとすり抜けられると諦めにたどり着く。
薬品など危険物は開けられない戸棚にしまい、制作途中の作品に若干猫の毛が付着することを「しょうがない」ですませられれば何の問題もない話である。
幸いツボミは作品にイタズラをしないタイプの猫だった。それどころか、ある程度作品ができてくると、全体をくまなくじっくり見て何かを考えていたりする。
制作してる側としては、相手が猫であったとしても、どう思ってるのか聞いてみたい。
だって、人間より物事の本質が見えてそうだから。


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