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作文は好きですか??☆

春休みに入りました!
が、冬休みの話です(笑)。

子どもを見ているとつくづく学ぶことが楽しいんだなぁと思うときがよくある。
もちろんとりかかるまでに時間がかかることもあるけれど。

今はしっかりしている娘も卒園式の時は、クラス全体的にみんな穏やかな性格の子が多くぽや~っとしていて、キョロキョロする子もいるし、この子たち本当に小学校に行っても大丈夫かな?と心配したけれど(笑)、来賓として来ていた小学校の校長先生から、
「ひらがなは学校に入ってから、少しづつ丁寧にやりますから、覚えなくても大丈夫です」
「お子さんに『こんなことでは小学校に行けないよ!』とか言わないでくださいね。小学校は楽しいところ、というイメージをぜひお子さんに持たせて元気に入学してくださいね。」とお話がありました。

ちょうどこの頃、いつも朝食べるのが遅いので「こんなに遅かったら小学校へ行けないよ」とつい言ってしまっていることに気がつき、反省しました。そしてこの校長先生の言葉にとっても安心できたことも覚えています。

ひらがなに関しては、女の子はだいたい園にいるときから手紙のやりとりをするので、自然と覚えていました。(一応年長の12月から通信教育を始めましたが。)

そして今度は息子。
息子は左利き。左利きだと習字が大変と聞いたので、なんとか字だけでも右利きに・・と思いましたが、すぐにやめました・・・。
今、あまり左利きだからって矯正しない雰囲気を感じたのと、実際娘の方の授業参観などでじっくり見ると、20人程度のクラスに左利きの子が5人くらい。結構いるんだな~!と。さらに先生も左利きだったり(笑)。
ただ園で字を自分から書くことはないし、左利きだとわたしもどう教えるのか分からないので、通信教育はお姉ちゃんより早めの、年長の春から始めました。
そしてなんといっても甘えん坊(笑)。学校でちゃんと勉強しそうな雰囲気がなくて(笑)、とても心配でした。
が!やはり、入学すると嬉々として宿題をするので(ただし、最初は私がつきっきり(笑))びっくりしました。

「できるようになることが嬉しい」という気持ち。
そういえば、赤ちゃんも立つようになると、今度は一生懸命歩こうとする。
そのうち自分で何でもやりたがる。自分でできた喜び。
学校の勉強も、その延長なんだなぁと気がつきました。大人が「子どもは勉強が好きではない」と思い込んでいるところがあるのかも。
はじめはみんな楽しかったんだろうな。

そんなわけで、最初の心配とは裏腹に
漢字も計算もバッチリ!これはもう2学期の「あゆみ渡し」で何も言われる事はないんじゃないか♪と思っていたら、ちゃんとありました・・・(笑)。

それは「文章」!
「文章にするのが苦手です。」と。

予想外・・・ではないな(笑)。
そういえば以前廊下に貼り出されていたさつま芋の観察記録。たった一行しか書かれていなくて、「短か!!」と思ったのでした・・・。

というわけで冬休みの宿題は少ないこともあり、自主勉として「作文」を書くことに。

「作文を書こう!」というと、やっぱり嫌がります。
でも宿題じゃないし、書く内容は自由!
息子の好きなものなどをあげて、このこと書いてみる?と色々あげていくと、「あ!これ書きたい!」と。
あとは、「じゃあまず何について書くか、題名を書こうか」と始めます。

それから時間軸にそって私が質問していき、そのまま書かせます。
小1なので、かっこいい文章なんて書く必要はなくて、まずは「生活文・時間的順序」に沿って書けるように、書き方をなんとなくでも冬休み中に掴んでくれたらいいな、という気持ちで。

やり始めてすぐに気がついたのが、
漢字のテストはバッチリ!だけど、ひらがながぱっと出てこない(笑)。これは盲点だった!「えー、な、な、な」と一応自分で思い出して書けるけれど、うん、これは時間無くなって文章短くなるね!と(笑)。

そして自分の好きなことなので、「あ!これも書こう!」と目をキラキラさせて書いていました。学校の授業ではまだ作文を一回くらいしか書いたことがなくて、そのときは2ページ書いたそう。
でも今回簡単に3ページ(120字×3)書くことができ、「〇〇くんと同じ3ページだ!」とすごく喜んでいました。
尊敬している友達と自分も同じようにできたことがうれしかったようです。こうやって自信がついていくといいなぁと感じました。

ほぼ毎日書いていたので、だいたいその日遊んだことが題材だけれど、時々何にしよう?という時も。

「何でもいいんだよ。うれしかったことでも、驚いたことでも、怒ったことなんかでもいいんだよ。」と言うと、「えー!いやだ。」と(笑)。
そうか、嫌なことは書きたくないんだなと。
大人はつい子どもの感動・心の動きを期待してしまうんだなぁ。嫌だったことを書くのも自分の気持ちを整理できる効果があると本には書いてあったけれど・・・色んなタイプ、時期もあるだろうね。

大人からすれば子どもが作文を通して成長していく様子が見られて感動するのだろうけど・・・。
とにかく今目の前にいる自分の子を見る事。何かに当てはめようとしない事。

今回作文を書くために5冊程図書館で本を借りていました。
実例は模範的すぎるので(笑)参考にしなかったけれど、「作文」の重要性(読むことよりも書くことの方が大事・学校で重要視されていないという問題点)など書かれてあり、とても興味深かかったです!今度改めてじっくり読みたいです。

まずは「文章を書く」に慣れることから。
本人が書きながら思いついたことや、あとから気がついたこと、「あ!それもイイネ!書こう書こう♪」と言って、とにかくどんどん書かせました。

約二週間の冬休み中、書いたのは11日分。
わたしも読み返して少し驚いたのが、すでに懐かしいと感じること。
その時々の楽しかったことやうれしかったこと、書き留めて置かなかったらどんどん流れていってしまうんだなぁと。

ささいな出来事に「そうそう!これ、良かったよね!」って、また嬉しい気持ちがよみがえる。
作文と言うか、日記だね!
わたしも日記って最近は書いていないけれど、こういう効能?みたいなものがあるんだなぁと改めて気がつきました。

一緒に話しながら書いていたので、実際授業で書けるかどうかは分からない。ただ字の練習にはなったと思う(笑)。冬休みの宿題はやっぱり漢字と計算だけだったので、毎日「文章」「ひらがな」を書いていたことは結構良かったように思いました。

そして、3学期は驚くほど短い・・・。
終業式の日に文集を持って帰ってきました。
ノートを見開きで印刷したような文集。
ちゃんと見開き一ページ埋まっていました!!
たぶんちょっとは成果があったような気がします・・・。
何よりも「作文」の重要性にこの段階で気がつけたことは収穫でした!・・・私が(笑)。

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