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桜のように消えゆく


桜 河口恭吾
作詞・作曲 河口京吾
アレンジ 川田千春
ぷりんと楽譜 中級


いつもそばにいるよ 君を笑わせるから
やわらかな風に吹かれ 君と歩いていこう


先月のピアノライブで
あこはるかさんからリクエストもらった曲。

はるかさん、ありがとう。

当日楽譜を見て2回目の演奏で
ショートバージョンにしたから
リベンジで弾いてみた。

けっこう難しかった。



今日、新しい病院に行ってみた。

セカンドオピニオンとは

診断を受けたら元の主治医に戻る

という意味だそう。


再手術を拒否され
元の主治医に戻れないわたしは
新しい先生に受け入れてもらうしか
再手術の道はない。


そういうことなのか。


受け入れてもらえるんだろうか。





ドキドキしながら待っていたら
しばらくして看護師さんが来た。

『肩を診ることができる医師がいないんです。
 2年前まではいたんですが…』


。。。え?


保険屋さんと電話で話したと
言っていたけれど。

初診は予約できないから
わたしも電話で確認してないんだけど。






「前にいた先生は
 どちらに行かれたんですか?」

病院の名前を聞く。近い。

「お名前伺ってもよいでしょうか?」


スマホでその場で調べる。

その病院の整形外科に
その先生の名前があった。


スマホを看護師さんに見せる。

『その先生です。』





「ありがとうございました。」

お礼を言ってわかれた。


待合の椅子に座ったまま動けない。


これからどうすればいい?


元主治医の先生の顔が浮かぶ。



わたしの怪我は
難しい手術だったんじゃないんだろうか。

他に簡単にできる人はいないから
あんなに強気にセカンドオピニオンを
勧めたんじゃないのか。



再手術で筋力が落ちるのはわかっている。
あれだけ言い張るんだから落ちるんだろう。

問題はどのくらい落ちるか?だ。

元主治医なら落ちても2割くらいなのが
腕のない先生が手術して3〜4割も
筋力が落ちましたっていうのは困る。



肩 名医 神奈川

しばらく何度もスマホを検索してしまった。


四十肩五十肩、肩痛ばかり出てくる。
スマホにはそんなことわからない。わかってる。

肩甲骨の手術なんて
そもそもよくある手術じゃないだろうから。




なぜだろう。
ふと、ピースを思い出した。

森に捨てられた子犬のピース。


どこに行けばいいのかわからない
どこにも頼るところがない


元主治医に捨てられたんだ。わたし。


そんな気持ちになりながら
病院を出た。



病院の傍に
雨の中、白い空に浮かぶ薄紅の桜。


儚さとはこういう気持ちか。




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