「日本美術を見る眼」 高階秀爾
海外の美術に関する本をだいぶ続けて読んだので、あらためて日本の美意識について考えたいと思いました。
近くの市立図書館に行くと、日本美術のコーナーは広くあるのですが、
「飛鳥時代の仏像」であるとか「小袖の文様」であるとか、
あるいは「北斎」「岡本太郎」のような個人の作家についてなど、
さすが自国のものは専門性が高く細分化していて、ゴンブリッジのような「これを読めば一通りわかるよ!」というものがあんがい見当たりません。
そんな中で目に留まったのがこの本。
裏表紙にあった「西洋とは