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「カルチャーモデル」から「いい会社」を考える

8/28発売『カルチャーモデル 最高の組織文化のつくり方』の編集協力を担当しました。

著者の唐澤俊輔さんは日本マクドナルドで28歳にして史上最年少で部長に抜擢され、社長室長やマーケティング部長などを歴任。2017年からメルカリで執行役員VP of People & Culture 兼 社長室長として、人事・組織の責任者を務め、2019年からはSHOWROOMでCOO(最高執行責任者)を務めていました。そして2020年にご自身の会社を立ち上げ、Almohaを共同創業されることになりました。

今回、本づくりのプロセスを進める中でコロナ禍となり、再度週次ミーティングを行い、ブラッシュアップを重ね、まさにこれからAlmohaで提供されようとしているノウハウやフレームワークが、この本にギュッと凝縮された形になったと思います。

詳細はぜひ著者の唐澤さんご自身の文章をお読みいただきたいのですが…(文末に講演用のSlideshereが!めちゃ必見です!)

私自身とても共感したのが、「いい会社って、人によって違うんじゃないか」というお話。「いい会社」という一つの正解があるわけではなくて、「自分に合ったカルチャーの組織で働けることが幸せ」なのだ、と。

たぶん、人によって会社に求めているものは違うんですよね。「淡々と業務をこなしてお給料がもらえればいい」という人もいれば、「会社を通じて自己実現したい」という人もいる。だからこそ、企業としてどういうカルチャーなのかをきちんと世の中に提示して、個人と企業とのミスマッチを極力減らせば、より多くの人が幸せに働けるんじゃないか、という考え方がこの本の根底にあります。

で、企業取材を続けていると、よく「カルチャー」「企業文化」「企業風土」という言葉を耳にしますし口にもするのですが、やっぱり暗黙知化している部分が多いというか、曖昧なものだと思うんですよね。でもこの『カルチャーモデル』では、徹底的にそれを言語化し、意図的かつ論理的に構築しようと呼びかけています。そして重要なのが、そのカルチャーを機能させるための「浸透させる」というプロセス。これがめちゃめちゃ実践的で、「組織風土改革」を有名無実化しないためのヒントがたくさん詰まっています。

組織が急速に拡大しているベンチャーの経営者はもう絶対読むべきだし、経営企画や人事企画の方にはまさにど真ん中のテーマだし、チーム運営に悩んでいるマネジャーにも考えてもらいたいし、あるいはこの本に出てくるさまざまな事例を読んで「こういう会社に勤めたいな」と自分の働き方を棚卸するのにも役立つかも。

ということで書店で見かけたら手にとってみてくださいー!

出版元のdiscover21のnoteでも無料公開が始まっています。なんと30日連続ですって!


読んでくださってありがとうございます。何か心に留まれば幸いです。