こころにおきたいことばたち_10
これから春なのに、冬の俳句をおいてみました。
松尾芭蕉の一句です。
前回の私の記事、極端だったかしらと思いつつ…、
あのセリフを聞き、ことばが目の前に現れた時、百人一首の札を「はい!」と取ったぐらいの、爽快な気持ちになりました。
一見ふざけているようで、深いことばです。
あのセリフは新聞の一面には載せれまいと思い、おせっかいな私が代わって載せた次第です。
さて、今回の記事、江戸の俳人の言葉であれば、お許しをいただくこともなく記事に書けると思い選びました。
厳密にいえば、この芭蕉の句は、ピーター•J•マクラミンさんの著書「松尾芭蕉を旅する」の中から選んだものです。この芭蕉の句については、ピーターさんの本に詳しく書いてあります。
(AmazonのURLを貼り付けてみたかったのですが、貼り付けれず)
文章力もなく、引き出しの少ない私が(語彙力も)、
誰にも依頼されていない、この「こころにおきたいことばたち」という連載を続けるにあたり、この芭蕉の句の心持ちでいたいと思っております。
(この句を読んで、心の奥の激しさや芯のある覚悟を感じたのですが、私はこれよりも、ものすごくゆるりとした心持ちです)
心にことばをおいてみて、日頃から思っていることや、自分にとって新たな気づき、改めて考えるきっかけになればと思っています。
私がいうまでもありませんが、ピーターさんの英訳は素晴らしいです。この句でいえば、「木枯」と「焦がれる」の表現がたまらなくよいです。
表現したいと思う気持ちは、どうしようもないものですね。
覚悟のない私には、この句の方が、どちらかといえば合っているかもしれません。