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「2024.02.04」週刊書評まとめ:古い羅針盤134章

先週の評点:
「ヴェリティ/真実」(〇):コリーン・フーヴァー、 相山夏奏、「自己意識の哲学」(〇):私が私であることとは、嶺岸佑亮、「シェフ」(〇):ゴーティエ・バティステッラ、 田中裕子。
「真実」はロマンス小説であり、サスペンス要素も混じっている。愛とは不変ではなく、移りゆく者。それが体現化出来る物語である。でも、愛欲シーンの実に多い事。「自己意識・・」は哲学の本質である、アイデンティティの在り様について、真正面からの書籍だ。重たいが、頑張って読んで欲しい。「シェフ」も翻訳小説本。長文にも関わらず、日本のそれに比べ読み下し易いのは、何故だろうか?心理描写が日本のそれは特異的なのかも。どちらが良いのかは私には判断付かないのだが。


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