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『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』と『ミッション:インポッシブル』シリーズの魅力を大解剖。

7月21日から劇場公開したトム・クルーズ主演の最新作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』。その魅力をこれまでのシリーズ作や監督たちの演出術、スパイ映画のライバル『007』との違い、トム・クルーズの生き様をブラッド・ピットらと比較する、など様々な視点で解説。『ミッション:インポッシブル』シリーズへの愛を語った特集記事となっています! トム・クルーズは、なぜ撮影初日に超危険なバイクアクションへ挑んだのか? 最新作『ミッション:インポッシブル/デ

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    • ライアン・レイノルズからセルフプロデュース術を学べ!(1)

      ハリウッドスターにはどうすればなれる? そもそも映画スターなんてなりたいからといってなれるものではない。しかし幾多の失敗を重ねながら、独自のセルフプロデュースでスターの階段を駆け上がった男がいる。人気シリーズの最新作『デッドプール&ウルヴァリン』の公開を今夏に控えたライアン・レイノルズだ。 現在47歳のレイノルズは、1976年カナダのバンクーバー生まれ。子役としてティーン向けのソープオペラでデビューしたのち、ハリウッドに拠点を移し、1998年にはTVシリーズ『ふたりの男とひ

      • あのテレビドラマより問題あり? 不適切にもほどがある映画5選!

        紹介している作品はこちら! 『テッド』クマのぬいぐるみなら不適切でも許される? 大人になりきれないままダルい人生を送る中年男ジョン(マーク・ウォールバーグ)と、魂の宿ったテディベア、テッドの友情物語が展開。ぬいぐるみのテッドが人間の言葉を話しはじめた27年前以来、何物にも変えがたい絆を結んできた2人の素敵な関係に癒されたいところだが、見た目はかわいいクマちゃん、中身はオッサンのテッドは日々ドラッグをキメ込み、酒や女にも目がないトンデモなテディベア。すでに不適切な香りが漂っ

        • ハリウッド女優たちがプロデューサーを務める理由とは?(1)

          アン・ハサウェイが最新作で願いを叶える その人が出ているだけで、映画を観たくなる。これはスターの証明だが、ハリウッドの中でも長年、そんな存在をキープしている一人が、アン・ハサウェイだ。2024年2月の全米映画俳優組合賞(SAG)の授賞式では、メリル・ストリープ、エミリー・ブラントとともに『プラダを着た悪魔』(2006年)の3人の再会が実現。メディアでも大きく取り上げられた。18年前の同作では、レジェンドのストリープを前に、まだまだ“ヒヨッコ”に見えた2人が、実力も実績も積ん

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        『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ON…

          【映画】リュック・ベッソン 80〜90年代の寵児が作品に込めたもの(1)

          当時のカルチャーを席巻したベッソン作品 80年代から90年代にかけて、リュック・ベッソンは一つのカルチャーの象徴だった。フランス映画といえばどこか高尚なイメージが先行することが多い中、突如映画界に殴り込みをかけるように放たれたベッソン作品は、鮮烈なビジュアルスタイルと躍動感を併せ持ち、既存の伝統や枠組みをものともしない新時代のパワーに満ち溢れていた。 一作目の長編『最後の戦い』(1983年)はセリフなしのモノクロームで構成された近未来SF。二作目『サブウェイ』(1984年

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          大人も泣ける恋愛映画5選!

          紹介している作品はこちら! 『きっと、星のせいじゃない。』今を生きようとする2人に感動! 末期がんを患う17歳のヘイゼル(シャイリーン・ウッドリー)はしぶしぶ参加したガン患者の集会で、骨肉腫を克服した18歳のガス(アンセル・エルゴート)と知り合う。ガスはクールなヘイゼルに恋心を抱き、ヘイゼルもまた楽しくてセンスの合うガスに惹かれるが……。 世界中でベストセラーとなったジョン・グリーンの小説を映画化。シビアな状況で展開するボーイ・ミーツ・ガールのストーリーだが、お涙頂戴に

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          【映画】第96回アカデミー賞 歓喜の裏側で残した課題とは?

          3月10日(日本時間3月11日)に開催された第96回アカデミー賞授賞式。映画界最大のイベントであり、今年は日本映画が3作もノミネートされていたことから、例年以上に注目が集まっていた。 今年は授賞式が例年よりも1時間早いスタートとなった。ロサンゼルスの午後4時。東海岸のニューヨークは午後7時。前年までは東海岸では深夜近くに作品賞が発表されてきたので、この繰り上げで少しでも視聴者を確保したかったと思われる。この日からアメリカはサマータイムに切り替わったことから、日本では午前8時

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          悪夢映画はどう観たらいい? 新作『ボーはおそれている』と難解映画の世界(1)

          『ヘレディタリー/継承』(2018年)、『ミッドサマー』(2019年)と、観る者の心を激しくざわめかせる作品を撮り続け、日本を含めた世界の映画ファンから、とにかく“気になる存在”として熱い支持を集めるアリ・アスター監督。その最新作ということで、しかも『ジョーカー』(2019年)でアカデミー賞に輝いたホアキン・フェニックスを主演に迎えたとあって、『ボーはおそれている』には大きな期待がかけられていた。 日本でも2月16日に公開がはじまり、多くのアリ・アスター・ファンが劇場に詰め

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          映画『哀れなるものたち』を考察する(1) 人間の愚かさを描く天才、ランティモスの新境地。

          映画的知名度の低かったギリシャで“奇妙な波”と呼ばれた映画ムーブメントを牽引し、2015年の『ロブスター』で英語圏にも進出、いまや世界的映画監督となったヨルゴス・ランティモス。独特の奇妙にねじくれた世界観で映画ファンを幻惑し、かつ魅了してきた異才である。 ランティモスの作風にはいくつもの際立った特徴があるが、一貫して感じるのは人間に対する懐疑的な視線である。もっと平たくいえば、彼の映画からは「人間とは幼稚な生き物である」という、いささか極端でミもフタもない人生哲学が感じられ

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          マ・ドンソク来日インタビュー【前編】「心地よく演技できる雰囲気が何よりも重要」

          人気俳優マ・ドンソクがワンパンチで悪党を一掃していく“怪物刑事”、マ・ソクトを演じる韓国映画『犯罪都市』。シリーズ第1作となる『犯罪都市』では地元の暴力団や中国マフィアを相手に三つ巴の戦いを繰り広げ、続く第2作『犯罪都市 THE ROUNDUP』ではベトナム帰りの凶悪犯と死闘を展開。そんなマ・ソクトがシリーズ第3作『犯罪都市 NO WAY OUT』では、新種薬物事件の背後にうごめく日本のヤクザや汚職刑事たちに立ち向かう。 その『犯罪都市 NO WAY OUT』の日本公開を前

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          U-NEXTの新作ドラマ『HALO シーズン2』 「ドラマとしての最高の仕上がりを目指した」

          世界で累計8200万本以上の売上を誇る、人気ゲーム『Halo』。宇宙を舞台にした人類と異星人のバトルアクションということで、まさに映像化向きだったこのゲームを、スティーヴン・スピルバーグのアンブリン・テレビジョンなどが共同制作で、オリジナルドラマシリーズとして、全米で2021年に配信。そのシーズン1の初回24時間の視聴数は史上最高記録を樹立した。 26世紀の宇宙を舞台に、コヴナントと呼ばれる異星人同盟と人類の果てしなき戦いを描いたこの『HALO』。いよいよシーズン2が幕開け

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          結婚に騒動はつきもの!? 笑えて泣ける! ウエディング映画5選!

          解説している作品はこちら! 『マンマ・ミーア!』結婚式でまさかの父親探し! 結婚式を描いた作品の多くは、タイトルに“ウェディング”の単語が入っていることが多い。しかし、それ以外で“結婚式の映画”として多くの人が真っ先に挙げるのが本作かもしれない。ABBAの名曲をミュージカルに仕立て、しかも舞台はエーゲ海に浮かぶギリシャの島。あらゆる点で、明るくハッピーなノリを満喫させながら、ヒロインが結婚式を挙げるまでの騒動を軽やかに描いていく。 シングルマザーのドナに育てられたソフィ

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          編集部おすすめ! メキシコが舞台の傑作映画5選!

          紹介している作品はこちら! 『アモーレス・ペロス』巨匠イニャリトゥの快進撃はここからはじまった! 『バードマン』(2014年)でアカデミー賞作品賞オスカーを獲得したイニャリトゥによる、今や伝説となった初監督作。当時の彼はテレビプロデューサーやラジオDJなどの多彩な仕事ぶりで知られていたそうだが、初めて挑んだ本作で巨匠級の重厚さ、そして破壊力と獰猛さをスクリーンに刻み、最後にはしっかりと胸熱くさせるラストへと集約させていくのだから本当に凄い。この人はまさに映画監督になるべく

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          編集部おすすめ! 心がほっこりする映画5選!

          紹介している作品はこちら! 『once ダブリンの街角で』素敵な楽曲と繊細な人間ドラマ! ダブリンの街角で歌うストリートミュージシャンの男性と、ピアノを愛するチェコ移民の女性。ひょんなことからセッションすることになった2人は、お互いとの時間を通して惹かれ合っていくが……。のちに『はじまりのうた』や『シング・ストリート 未来へのうた』なども監督したジョン・カーニーの出世作であり、舞台ミュージカルにもなったラヴストーリー。 男と女、それぞれの心情が、彼らの演奏する音楽にのせ

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          衝撃のエンディングに震える”どんでん返し”映画5選!

          『推定無罪』米司法制度に切り込んだ硬派なサスペンス! 著者スコット・トゥーロが検事補時代の通勤電車の中で8年がかりで書き上げたというベストセラー小説を『大統領の陰謀』で知られる名匠パクラが監督し、その硬質な筆致により高評価を博した司法サスペンス。検事補ラスティは仕事も家庭生活も順調なはずだった。しかし、かつて不倫関係にあった同僚のキャロリンが何者かに殺害されたことで風向きが変わりはじめる。殺害現場に残された物的証拠はなぜかラスティにとって不利となるものばかり。彼は検察側から

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          【現地取材】アカデミー賞を占う重要イベント! クリティックス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)とは、どんな映画賞?

          2024年に入ってから、ハリウッド最大の祭典、アカデミー賞に向けて、さまざまな映画賞が開催されている。1月の第1週目にはゴールデングローブ賞、その翌週(1月14日)にはクリティックス・チョイス・アワード(CCA/放送映画批評家協会賞)と、ともにスターが一同に会する豪華な授賞式が続いた。ゴールデングローブは、もともとハリウッド外国人映画批評家協会(HFPA)の100人弱の投票で決まる賞だったが、ここ2年ほどでアメリカ以外に在住のジャーナリストも加え、300人近い投票者へと変化。

          【現地取材】アカデミー賞を占う重要イベント! クリティックス・チョイス・アワード(放送映画批評家協会賞)とは、どんな映画賞?