見出し画像

08「やらないこと」の小宇宙

『08「やらないこと」の小宇宙』
0823文字で、おやすみなさいに繋がることを書こう。

年が明けて2週間もたてば身体も気分も生活もリズムの曲り角が来るのであって、七草粥であれ、小正月であれ、とんど焼きであれ「おい。少しずつ、リズム落としていこうぜ」とペースダウンを示してくれる。

子供の時は、こうした非日常から日常への切り替えに「楽しい時間が終わる…」と物悲しく思ったものだ。

が、
おじさんになった今、省エネに繋がる変化をありがたく思うし、
こういう季節の移り変わりには目に見えやすい『儀礼的な区切り』と
目には見えにくい『のっぺりとした日常』どちらも大切だなぁと感じる。

さて介助におけるわかりやすさとわかりにくさの話を。

もっともっと喜んでもらおうというホスピタリティはもちろん大切であるし
実際、周りの目にも鮮烈に映るのだけれど、
同時に、ちょっと過剰に感じられることも多々ある。

それは僕が思う介護の本筋が自然な個人生活をさりげなくサポートするもので、介助者の技術やホスピタリティの発表する場ではないと感じるからかも。

わかりやすいところで言うと「前方からの両手引き歩行」介助はほぼしない。

なぜなら、そういう介助をする必要性がある場合は限られているからであり、そして傍目から見て「介助していますよ」とあからさまな介助自体に あまり意味を感じないからです。

言葉かけや視線の誘導により重心の微妙なコントロールがなんとかなるなら
それに越したことはないのだ。
『臨機応変な介助が当たり前にできる多様な引き出し』は前提に持ちつつ
その方にとって「本当に必要なサポートとは一体何か」を見極めて、
『介助しないこと』を1番にセレクトできる技術者でいたい。

必要な介助を過不足なく提案する先に広がる世界も、
介助者が余計なことをしないからこそ、その先に広がる世界も、
「その人らしさの拡がり」という小さな宇宙に連なっているのではないかしら。

そんな小宇宙の下で眠ります。
今夜もおやすみなさい。

(以上0823文字)

◽︎◽︎◽︎◽︎◽︎ ◽︎◽︎◽︎◽︎◽︎ ◽︎◽︎◽︎◽︎◽︎ ◽︎◽︎◽︎◽︎◽︎
《おやすみなさい介護》への
1.ご利用の打診、お問い合わせや、
2.働き方を一緒に探したい方は、
LINE公式アカウントにて、
よろしくお願い申し上げます。

登録方法は以下.4つどれでもOK

①プロフィール下部のURL から登録
②QRコードを保存してLINEのお友達登録
③LINE ID検索から 
@826uhfyy を検索
④LINEの検索窓に『おやすみなさい介護』
といれてLINE公式を探してね

是非ご登録よろしくお願いいたします!


#おやすみなさい介護
#レスパイトケア
#ヤングケアラー
#家族介護
#介護福祉
#介護福祉士
#社会福祉
#訪問介護
#大阪介護
#大阪福祉
#認知症ケア
#在宅介護
#ホームヘルパー
#ホームヘルプ
#地域ケア会議
#ダブルケア
#にっしーとーと


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?