茶幻【サゲン】

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茶幻【サゲン】

趣味で怪談を書いているVtuberです。 実話・創作・人怖手広く作品を書いています。 ⇩チャンネル『茶幻【サゲン】の本棚』 https://www.youtube.com/channel/UCAUybpZtD597YAFygDTDFVg チャンネル登録よろしくお願いいたします。

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  • 実話怪談シリーズ

    蒐集した実話怪談を執筆したものです。

  • エッセイ・七星菩提活劇

    読みは「しちせいぼだいかつげき」もしくは「ななほしぼだいかつげき」 タイトルは金田一少年の事件簿のおまけページ「六根煩悩シアター」のパロディです。 これまで起こった印象的な出来事を書いていきます。

  • 創作怪談シリーズ

    企画や賞レース投稿などで自分で考えて執筆した創作怪談をまとめています。

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実話怪談 第十九話 「拐う者」

突然ですが、自分は5歳の頃にお化けに拐われかけたことがある。 母方の祖父の家がある田舎で。 今回はその数少ない「自分自身が体験した」霊体験のことを書いていこうと思う。 自分が幼い頃、毎年盆と正月は母方の祖父の家に泊まりに行くのが恒例だった。 だが、田舎ということもあり遊び相手になってくれる同年代の子がいないうえに遊ぶ場所も何もない。 祖父は畑仕事、父親も母親も休みなのをいいことに、昼から飲み潰れているので遊んでくれる大人もいない。 だいたい一日か二日遊ぶと飽きてしまい「つま

    • 知ってる?このコトバ 総集編 その二

      はじめに2019年末からから発生した新型コロナウイルス。 自分は発生からこれまで感染予防の手洗いうがいを徹底し罹患(りかん)せずに過ごしてきました。 2020年~2022年まで労働環境もほぼ野外の工場に出勤しての勤務をしていましたが、その時も一切感染せず過ごすことができていました。 しかし、先日遂にコロナに罹患してしまいました。 幸い5回のワクチン接種が功を奏したのか「少ししつこいしんどい風邪」程度の症状で数日で感知してまた活動を再開しております。 コロナの危険は規制解除さ

      • 知ってる?このコトバ 総集編 その一

        高評価とチャンネル登録よろしくお願いいたします!! はじめに今年に入って怪談以外にことわざや故事成語を扱ったコンテンツをYouTubeで始めました。 その名も「知ってる?このコトバ」です。 いくつかまとまったらここで言葉の意味や動画の台本をアップしていきたいと思います。 聞いたことがあるものや知っていて当然というような言葉も扱っていて「今更そんな言葉の説明されてもなあ」というような意見はあるかと思いますが、自分としてもある意図があって始めました。 きっかけ去年、プラ

        • 実話怪談 第二十五話 「部屋に満ちる」

          動画で朗読もしております。 怪談や言葉で登録者1000人目指しておりますのでチャンネル登録よろしくお願いいたします。 あるとき羽柴さんは友人で風俗嬢の谷口さんからこんな連絡を受けた。「うちの寮『出るから』一回来て見にきてくれない?」谷口さんは四国に出稼ぎに出ており、住んでいる寮に霊が出るのだと言う。 風俗嬢の出稼ぎで寮に住むというとあまり馴染みがないかもしれないが、大きな会社が母体にある風俗店ではマンションやアパートを借り上げてそこに出稼ぎの従業員を住まわせるということが

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        実話怪談 第十九話 「拐う者」

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          実話怪談 第二十四話 「青山高原」

          羽柴さんがまだ二十代の頃。 当時一回り以上年上のどちらかといえば経済力のない男性と交際をしていた。 そんな事情のため、遠出をしたり外食へ出かけることは控えて羽柴さんがお弁当を作って近場の自然公園などでピクニックをするなど倹約していたものだった。 ある日彼が「津の青山高原に風車を見に行こう」と突拍子もなく言い出した。 三重県津市には青山高原という場所があり、そこは風力発電の風車が連なるように立っている。 周辺は公園として整備された場所で、休日はドライブやツーリング客で賑わう観

          実話怪談 第二十四話 「青山高原」

          三十代で糖尿病になった話

          ここ最近なかなか浮上出来なかった理由です。 健康状態や経済的理由でかなり精神的にも沈んでおりました。 性格上仕方ないのでご了承ください。 実を言うと5月の就職時検診から血糖値で引っかかっていて様子見していました。 ただ正直軽く見ていました。 血糖値の高さを指摘されていながら、最大週2.3回の脂っこいラーメンの外食、自炊も食べたいだけ、間食と……。 様子見どころか悪化させるようなことしかしていませんでした。 ぶっちゃけ体調不良を認めたくなかったのもあります。 またいつも通りの

          三十代で糖尿病になった話

          我慢できずラーメンレポを載せてしまった🫠

          我慢できずラーメンレポを載せてしまった🫠

          備忘録 名古屋市東区東片端 「極太濁流らーめん ら・けいこ」

          自分は学生時代に出会った汁なしの二郎系ラーメンに目がない。 名古屋の東片端には二郎系ラーメンが流行るより前から営業をしているラーメン屋がある(遡ると2006年には存在しているらしい) そこで食べられるのがこの汁なしラーメン「デブセブラーメン」 極太の麺にタレがよく絡む食べ応え抜群のジャンクラーメン。 山盛りの野菜もシャキシャキで、デフォルトの麺の量で400グラムはあるようだ。 食べきれる自信がなければ少なめも対応してくれるらしいので事前に申告すべし。 普通のラーメンはまだ食

          備忘録 名古屋市東区東片端 「極太濁流らーめん ら・けいこ」

          今週は即売会イベント参加につき更新ないかもしれません。 ちょっとしたイベントレポートはあるかもしれません。

          今週は即売会イベント参加につき更新ないかもしれません。 ちょっとしたイベントレポートはあるかもしれません。

          エッセイ・七星菩提活劇 其の伍 「六年ほど前に書いていた艦これ二次創作小説 『紺碧の記憶』(続きを書く気力もないので供養のため掲載)」

          六年ほど前に書いていてアップロードに際して誤って全消ししてしまった艦これの二次創作小説を供養のためにアップします。 あらすじと登場人物-深海棲艦が初めて人類に牙を向いた「内浦大空襲」から10年の月日が流れた 我々人類は太平洋上に戦いの拠点を置き深海棲艦打倒の作戦を展開していた……- -これは仕組まれた運命に抗う物語- 主人公 南條奏海(なんじょうかいと) 心優しい新米提督。 ドジでおっちょこちょいではあるが、高い艦隊指揮の能力を持ち艦娘たちから信頼を置かれている。 着任

          エッセイ・七星菩提活劇 其の伍 「六年ほど前に書いていた艦これ二次創作小説 『紺碧の記憶』(続きを書く気力もないので供養のため掲載)」

          エッセイ・七星菩提活劇 其の肆 「一人交換日記」

          導入 田舎を舞台にした成人向け漫画やアダルトビデオなどでよく「田舎はセックスくらいしかすることがないほど暇」などという偏見に満ちた謎の設定が存在する。 もしこれが事実ならば自分はその暇つぶしで行われる下劣な行為の対象からからすらあぶれた劣等男性個体ということになる。嘆かわしいことこの上ない。 ところで自分が中学時代に「聖オリビア記念学園中等部」に通っていて、女の子にモテまくっていた話はしただろうか? とはいえもちろん妄想の話だが。 幼馴染との失恋中学一年生の頃、自分は幼馴

          エッセイ・七星菩提活劇 其の肆 「一人交換日記」

          エッセイ・七星菩提活劇 其の参 「自分と麻雀と成人向け同人誌」加筆修正版公開いたしました。 https://note.com/sagen_05/n/n1a64324256c2

          エッセイ・七星菩提活劇 其の参 「自分と麻雀と成人向け同人誌」加筆修正版公開いたしました。 https://note.com/sagen_05/n/n1a64324256c2

          実話怪談 第二十三話 「伝染する穢れ」

          こちらの怪談は今夏ニコニコ動画で行われました配信イベントにて投稿した動画の原作です。 土地にまつわる厭なお話に仕上がっております。 投稿動画も埋め込んでおきますので、合わせてお楽しみいただけたらありがたいです。 羽柴さんの家は戦後に祖父の代で地元の不動産や土地の売買で財を成した。 明治時代から代々銘家として繋がっていた縁から、なんと政府からも直々に土地の買取り依頼が来るほどであったという。 しかし、そんな祖父が政府関係者からいくら金を積まれても何を言われようと絶対に買わない

          実話怪談 第二十三話 「伝染する穢れ」

          ジョルノ「(もやしに)終わりがないのが終わり……、それが『二郎系ラーメン・レ食いエム』」 ディアボロ「オレのそばに近寄るなああーッ(ニンニクのにおい)」

          ジョルノ「(もやしに)終わりがないのが終わり……、それが『二郎系ラーメン・レ食いエム』」 ディアボロ「オレのそばに近寄るなああーッ(ニンニクのにおい)」

          創作怪談 陸 「鬼女紅葉」

          「今でもアニメはやってるんだっけ?ちょっと前に人を襲う鬼を退治するアニメあったでしょう?」 笑いながら古川さんは話し始めた。 「僕ね会ったことあるんだよね」 含み笑いを浮かべる彼に「何にですか?」と恐る恐る尋ねると、 「『人喰いの鬼』にだよ」 そう静かに言って話を続けた。 20年前の古川さんはハイキングが趣味だった。 4WDの車を買い、日本全国のハイキングの名所と呼ばれる場所には何処にでも出向いていった。 その里山はS県のK村に存在しており、山の中腹に小さな集落が

          創作怪談 陸 「鬼女紅葉」

          実話怪談(人怖) 第二十二話 「封印された部室の話」

          ⚠️警告⚠️ こちらの怪談はこの夏に怪談の動画コンテストに応募した際に書いた原作です。 動画では幾分かマイルドになっておりますが、原作は二割り増しでエグくなっております。 覚悟の上でご拝読ください。 動画も合わせて楽しんでいただけたら嬉しいです。 もし気に入りましたらチャンネル登録もよろしくお願いいたします。 朝倉さんが通っていた高校には吹奏楽部が使っていたという「開かずの部室」があった。 なんでもその部室で自ら命を絶った女子生徒がおり、その血の跡が何度消しても消えない

          実話怪談(人怖) 第二十二話 「封印された部室の話」