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服好きも見破れない。

■ベトナムの貿易黒字。
・最近のニュース(2024年3月1日付)、「2024年最初の2ヶ月間でベトナムは貿易黒字を達成」。
・統計総局のデータより、「今年1、2月の2ヶ月間でベトナム輸出入の総額が17兆円に達し前年同期比18.6%増加した。輸出19.2%、輸入18%増加しており、商品の貿易黒字は7101億円」となった。

■ベトナムの最大輸出市場はアメリカ。
・「2024年1月のベトナムの総輸出額は5兆円で、2022年8月以来の最高額を記録し、前月比で9.7%増、前年同月比で46%の増加」となっている。
・同期間中の輸出入市場に関して、「アメリカがベトナムの最大の輸出市場であり、2.6兆円の輸出額を達成し、中国がベトナムの最大の輸入市場で3.1兆円の輸入額を達成」している。

■偽物市場。
・余談、中国人を嫌うベトナム人は結構多いのだが、上述の数字が示すようにベトナムの暮らしは中国からの輸入に頼っている部分もある。
・また有名ブランドの偽物も中国からベトナムの市場に流通する。以前私は『偽物のトムブラウン』のカーディガンを纏い一時帰国した際会社の同僚と食事をした。彼は洋服好きで私は秘かに彼が私のカーディガンにどのような評価を下すのか楽しみだった。
・結果、彼は「おっ良いカーディガンだね、トムブラウン格好いいじゃん」と言ってくれた。そう洋服好きが分からないくらい偽物商品の完成度は高くまた作りもしっかりしているのだ。偽物にも『Fake(偽物)1』『Fake2』、『Fake3』とレベルがあり、『Fake1』が本物に限りなく近く完成度が高い商品なのだ。
・ベトナムの様々な市場を散策し色んな商品を見ていくうちに、「『Fake1』しか扱わない市場」、「全体的に『Fake3』が多い市場」とか、「『Fake2』が中心でたまに『Fake1』を取扱うお店もある」等と『Fake市場の傾向』を知り、偽物や経済の奥深さをベトナムの市場に見るのだ。

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