解剖生理からみた効率の良いランニングの呼吸法
最近、話題となっている「鬼滅の刃 無限列車編」は、もうご覧になられましたか?
作中に登場する煉獄さんの炎の呼吸🔥は痺れましたね。
さて、皆さんは効率の良い呼吸法をご存知でしょうか。
今回、解剖生理からみた効率の良い呼吸法について紹介したいと思います。
・ランニング、ジョギングをしている
・呼吸の仕方がわからない
・楽に走りたい
・記録を伸ばしたい
・全集中の呼吸が使いたい
このような方は、ぜひ実践してみて下さい!
呼吸のメカニズム
人が呼吸をするとき
空気は 口→咽頭→気道→気管支→肺胞 へと運ばれ、肺胞でガス交換(酸素と二酸化炭素の交換)が行われます。
ここで大事なのは、【吸った空気が全て肺胞にたどり着くわけではない】ということ。
では、肺胞にたどり着かなかった空気はどこへ行ったのでしょう。
正解は 口〜気管支 に残留しています。
このガス交換が行われていない領域を【死腔】と言い、約150mlあると言われています。
1回の換気量を500mlとすると、ガス交換が行われるのは 500-150(死腔)=350ml ということになります。
では1回の換気量がどう影響するか比較してみましょう。
①500ml 呼吸が浅い選手
→ 500-150=350ml
②1000ml →呼吸が深い選手
→ 1000-150=850ml
この選手が例えば20回呼吸したとすると…①350×20=7000ml
②850×20=17000ml
なんと、ここまでの差が開きます!
つまり、効率の良い呼吸法とは
【深い呼吸を行うこと】
深い呼吸を行うポイント
・吸う/吐くの切り替えを減らす!
✖︎ スー、ハー、スー、ハー
○ スー、スー、ハー、ハー
○ スー、スー、スー、ハー、ハー、ハー
呼吸数が低下し、死腔によるロスが減少します。
・たくさん息を吐く
息をたくさん吐くことで【残気量】という肺に残った空気を排出するこができます。
苦しくなると息を吸うことに意識がいき、吐くのを忘れてしまいがち。。。
吐くことを意識しましょう!
その他にも
・胸郭の可動性
・呼吸筋の強化
・腹式?胸式?
・口呼吸?鼻呼吸?
などがあります。
需要があればここも掘り下げて投稿していく予定です!
最後までお読みになっていただきありがとうございます。
今回、初投稿で拙い部分もあるかと思いますが、引き続き科学的な視点からランナーを支援していければと考えています!
よろしくお願い致します。
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