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コーヒーの効用と適量と危険

コーヒーは胃には良くないとか
カフェインってどうなの?とか
気になる方も少なくないかもしれませんが
現在の科学的な研究では、ざっくり言って

むしろ健康にすごく良い!

という研究結果が多いようです。

さきに

「こんな人たちは、あまり飲まないほうが良いよ」

という話をしておきます。

煙草を吸う人、妊婦さん、子供、

カフェインの分解力が低い人

です。

まず「煙草を吸う人」ですが
肺がんの確率が上がります。

『コーヒー&シガレッツ』なんて映画も
あるのがシニカルですが(わたしは好きな映画です)
リスクが上がるようです。
逆に非喫煙者のコーヒーの摂取と肺がんの
相関関係は負になったようでです。※1

妊婦さんに関しては、
2、3杯(200mgのカフェイン)なら良いということが
欧州食品安全機関(EFSA)やWHOによって言われています。
英国食品基準庁(FSA)でも同じ200mgに目安に
制限するうようにと呼びかけているようです。

杯というとカップによりますが、妊婦さんや子供以外は

400mgまでのカフェイン=750mLのコーヒー(4、5杯)

妊婦さんは

200mgまでのカフェイン=375mLのコーヒー(2、3杯)

飲んで良い量の目安です。

子供の場合は、白血病との関連もあって
1日に摂取して良いカフェインの量は90mLなんで
コーヒー1杯(150mL)にカフェインが80mg程度含まれているので
1杯までなら大丈夫って言われていますが、飲まないほうが
いんじゃないかな、って感じがします。

カフェインにも個人によって強い弱いがあるので
分解する力が弱い人は睡眠にも影響があるので
そんなに飲まないほうが良いでしょう。

アルコールみたいなものですね。

血中にあるカフェインを半分に分解するのに
ふつうで4時間かかるので14時以降位からは
飲まないほうがよさそうです。

さて、飲んじゃいけない人や
量についてざっと書きましたが、

途中でさらっと書いてしまったのでおさらいにですが
上記以外の人たちの適量は

コーヒーは3〜5杯まで

が適量です。

これくらい飲んでいると

年をとってからの
アルツハイマーや痴呆症になる確率が
65%下がる

という東フィンランド大学の
研究(2010年)がありました。※2

その他にも

•総死亡率が10%下がる
•心疾患で死ぬリスクが19%下がる
•癌の発症リスクが18%下がる

などなどの効果があることが
エビデンスベースのブログの権威、
鈴木祐さんのブログで紹介されています。※3

ちなみに空腹時の飲むと
胃腸に悪いんじゃないかと
懸念される声も聞きますが
研究によれば、関連性はないそうです。

「8013人の健康な日本人男女を対象に行われた横断研究によって、コーヒーは胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎のいずれにも影響を与えない」※4

とのこと。胃の疾患に大きく関わるのはピロリ菌喫煙だそうです。

基礎代謝はあげるのに役立ちますが、
コーヒーを飲むだけでは体重の増減には
影響がないようなので、
運動をするときに飲むなら効果が
運動パフォーマンスに良い影響もあるそうなので
良さそうです。

と、飲む人をちょっと選びますが、
コーヒーは何かと良い効果がいっぱいです。

ということで
【最高の習慣】に

・コーヒーを1日3〜5杯飲む

を追加します。

【最高の習慣】
•朝食を食べない(理由
•コーヒーは起きてから1時間経ってから。(理由
•コーヒーは1日3〜5杯飲む。(今回)
•「忙しい」と言わない(理由
•できるだけ階段を使う(理由

※1:Coffee consumption and risk of lung cancer: a meta-analysis
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19362749

※2: Caffeine as a protective factor in dementia and Alzheimer's disease.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20182054

※3: 過去最大級のコーヒー研究で、あらためてコーヒーの凄い健康効果があきらかに
https://yuchrszk.blogspot.com/2017/12/blog-post_29.html

※4: 
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0065996

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