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語り部の仕事は続く

「ほんまお疲れさんやったな」
『あはは~なんとか終わったぜ』
「始まったのまだ暑い9月やった」
『うーん……もう薄っすらとしか』

「喉元過ぎて熱さ忘れしやな」
『スビバセン。老人力ろうじんりょく全開です』
「もうあっちゅう間に年越しやで」
『たーしかに確かに。はええよ!』

♡♡♡

こんにちは!
フジミドリです☆

日曜午後3時の私物語わたしものがたりシーズン4、お蔭さまで完結致しました。

ありがとうございます♡

最終話、仕事に関する幽界ゆうかい見聞録、お楽しみ頂けましたでしょうか。

ではいつものように、イラストの朔川揺さくかわようさんと創作談話お届け致します。

♡♡♡

「フジさん、前回やらかしたな」
『スビバセン( ̄▽ ̄)』
「わたしの台詞セリフッグでもしたら」
『なんやコレ~だよね。トホホ』

「読んで驚いたわ。バックして太陽見るて、ムーンウォークでもしたろか思うたで」

『直したつもりでいたからさ。マジ怖いね。他だけ校正して公開しちゃったよ』

「バックして太陽見る……朝もはよから読んでくれた方、わけわからんかったやろな」

『ありがたいことに、地球の反対側でお読みの方からご指摘あって、慌てて直したの』

♡♡♡

前回の創作談話で、たまには大空でも見上げたらいかがでしょうと書きました。

目を閉じて太陽に向き合えば、これこそ本当の自分と感じられる瞬間があるのです。

すると揺さんが、太陽を見るのもええけど、紫外線はお肌の大敵やで、せやったら──

ックしながらや」

かつて模擬試験や教材作成の仕事もしておりましたが、校正はホント大切ですね。

♡♡♡

「さてと、シーズン4の振り返りやな」

『いや~ホント揺さんには感謝だよ。流れが途切れてぶっ飛んどる、言われたよね』

「すまんな。いらんこと言うて。わたしならOKやけど、フジさんの文章は簡潔いうか」

『とんでもない。マジ助かったよ。指摘されるまで気づけなかったもん。ありがとね』

♡♡♡

言葉足らずになりました。

音声入力した初稿を推敲するのですが、読み返すうち余分ムダな表現に感じて削ります。

それが行き過ぎるのです。

書くことに熱中する。我を忘れてしまう。読み手の立場で考えない……困ったものです。

揺さんからご指摘いただいて、少しでもわかりやすいようにと膨らませました。

うまく伝わりましたでしょうか?

♡♡♡

「そうやなぁ。言葉の意味を読み取る人もあれば、行間に流れる情感が掴める人もおる」

『あるある~やっぱり言霊ことだまって大事だよね。道術どうじゅつの言葉では波動になるけどさ』

「どっちが正解で上位いうわけやあれへん。せやけど、わたしは行間で感じる方やな」

『そうか……ちょっと波動へ偏り過ぎて、言葉が乱雑おろそかになったかもしれないね』

♡♡♡

これまで、シーズンごとにテーマを決めて、新しい分野へチャレンジして参りました。

今回は、眠っている間に学んだ法則を対話形式で表現する幽界見聞録という試みでした。

精神世界スピリチュアルを苦手とする方なら、幻想小説ファンタジーとして読んで頂ければと構想したのです。

♡♡♡

「萩尾望都さんの【百億の昼と千億の夜】がリスペクト作品やったか。表紙絵は主人公ヒロインやな。キリっとしとる。これ阿修羅王あしゅらおう?」 

『そうなの。光瀬龍さんのSFでは性別不詳なんだよ。原作も素晴らしいけど、コミックがまたマジ強烈な印象だった』

「わたしは読んだことあれへんけど、フジさんの話やと稀有壮大な物語やな。プラトンやイエスやブッダもキャラなんやろ」

『うん。地球人類が存在する謎を、古今東西の思想哲学から紐解くの。全編を通して流れる虚無感が深遠で惚れ惚れするよ』

「リスペクトに近づけた感じやった?」
『あはは~とんでもない。到底ムリだよ』
「深遠な虚無感いうより希望があるで」
『そう言ってもらえると嬉しいね』

♡♡♡

後は自己啓発幽界探索の二冊。

書く上で、私はこのような先輩方の素晴らしい作品を土台に据えるのです。

ネタに詰まった時や、書きあぐねた場合などの、拠り所となってくれました。

つい読み始めてしまい、止まらなくなることもあるくらいなのです。

♡♡♡

「次はどないな構想やねん」
『題名は癒や詩絵物語さ』
「は。なんやそれ。癒やし?」
『スビバセン。わかんないよね』

「まぁフジさんのことやからな」
『あはは~たーしかに確かに』
「自分で納得すな。居直りやで」
『これでも少しは自覚あるんだよ』

♡♡♡

癒やし──

私は癒やされたかったのです。

16年ほど前になります。

25年連れ添った妻のミドリを亡くし途方に暮れました。どうしていいかわかりません。

失って初めて知る存在の大きさ。

少し経って、私は導かれるまま詩や物語を書き始めました。そして揺さんと出会い、イラストを描いて頂くようになったのです。

♡♡♡

「懐かしなぁ。もう10年になるか」
『イラストのお陰で書いてきたよ』
「ほなよかったわ。嬉しいお言葉や」
『読んで貰えてありがたいよね』

「けど、午後3時はやめるんやな」
『10時に戻そうと思ってさ』
「朝8時も9時にするみたいやけど」
『てへ。ちょっとキツくてねぇ」

♡♡♡

お読み頂きありがとうございます!

次は2024年3月24日の日曜午前10時です。創作談話が28日木曜の朝9時。

是非いらして下さい☆

ではまた💚



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