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海外移住生活、第二幕スタート

2022年の夏、ようやくイギリス生活第一幕を閉じられたような感覚になったので、記録として文章を残しておくことにします。

どうして第一幕を閉じられたと感じたかというと、2021年3月に取ったYMSビザ(イギリス版のワーキングホリデービザで2年間滞在が可能)が終了したあとの生活の目処が立ったからです。

今年の春、イギリスにある美術大学のひとつのMAグラフィックデザインコースに合格し、それに必要な英語の実技能力試験(IELTS)もパスして、あとはビザを切り替えるだけの所まで来ることができました。

イギリスに住むデザイナーとして、何かしらの成果をようやくひとつ作ることが出来ました…といっても、本番はこれからなのですが。

そもそも2021年の春の時点で、つまり"ワーホリ"が始まった時点で、ワーホリ後の進路について考えることもまた、ひとつの課題でした。イギリスに住み続けたい希望を持つ多くの外国人が直面する問題がイギリスのビザ取得の難しさとそれぞれの費用の高さにあるのですが、YMSビザを除くと、私が取得可能なビザはざっくり以下6種類に分かれています。

①11ヶ月の語学ビザ
②就労ビザ
③学生ビザ
④アーティストビザ
⑤起業家ビザ
⑥パートナーシップビザ

ですが、現実的には就労ビザ、学生ビザの二択で迷っていました。
ビザの為だけに学費の数百万円を支払うことは避けたかったので、まずは就労ビザを取る方向で動こうと決めたは良いものの、2019年にフリーランスになって以来、自分が100%ひとつの組織の中に属して働く姿が想像出来なくなってしまい、色んなことを理由にして全然行動出来ないまま半年が過ぎてしまいました。

また、2021年は、noteの記事をまともに更新出来ないくらいに頭の中が混沌としていました。ざっくりオブラートに包んで言うと、イギリスに住む日本人との社交に疲れていました。(これ、じつは移住者あるあるなんじゃないかな、なんて思います…) そこから、自分のイギリス生活が本当に意味のあるものになっているのかぼんやり価値を見失っていました。

同時にフリーランスとしての自分の将来設計について悩み始めたのもこの頃で、今が幸せでも、今の働き方をずっと続けたいわけではない事・そろそろ次のステップに進む挑戦がしたいけど行きたい方向が見えていないような状況を、どうしてゆくべきかも長らく考えていました。

転機が来たのは11月の一時帰国時。長い付き合いの友人たちと久しぶりに一緒に過ごして、そして自分の挑戦になるようなお仕事の経験までさせていただいて、ようやく今の自分がロンドンで何をすべきか再確認し、本来の目的のために時間を使う覚悟を取り戻すことが出来ました。本当に素晴らしい友人知人に恵まれているなと、お世辞抜きで毎日感動してました。笑 (ちょうどこの時期、イギリスではコロナ患者が爆発的に増えていたので、日本で安全に暮らせたことも心の健康に幸いしました)

少しずつ明かりを取り戻していった年末年始、私のイギリス生活は、コロナの感染拡大もあり、勉強一色になりました。
30代からどう自分を成長させていくことが周りの人達と社会にとって良いのか考えたときに、デザインと社会の関係性についてこのタイミングで体系的に学ぶことが、ビザの問題を抜きにしても自分のやるべき事として認識出来て、そこからはとにかく英語の勉強に力を入れ直しました。

やるべき事が決まって仕舞えば、あとは頑張るだけ。

出願の準備と英語の勉強を並行しつつ、お付き合いしていた方と結婚をすることになり、春にもう一度一時帰国し、、
バタバタと過ごしていたらあっという間に2022年の夏になってしまいました。そして大学院合格と英語の試験、やっと両方達成出来ました。

大学院に行くと決めてから、何のために勉強すべきか考え、終わりの見えない英語の学習を繰り返す時間は想像以上に長かったし心細い時間だったので、夫が側に居てくれなかったら無理だったかもしれません。

同時並行してお仕事の量も秋以降増えていたため、これまでの受注の仕方を物理的に見直す良い機会にもなりました。

今月から始まる大学院での生活は、これからまた少しずつ更新していこうと考えています。
これからの2年間で英語もデザインも(趣味の運動も)極めていくのが目標です!

そして、夫は今上海で新しい生活を頑張っているので、中国のコロナ規制がもう少し緩くなったら上海と行き来する生活模様も書いていけたらなあと思っています。

ずいぶん時間が空いてしまいましたが、これからまた海外移住生活〜学生編〜として読んで頂ければ幸いです。

また、2021年の心の移り変わりは以下の記事に詳しく書いているので、興味を持っていただけた方は合わせて読んでくださると嬉しいです。

おまけ:
最近は近所のジム通いにハマっていて、10人くらいの少人数クラスでヨガ、ピラティス、バー、ストレッチ、筋トレのいずれかを毎日受けているのですが、自宅トレーニングでは得られない一体感や先生と話せる充実感があって楽しい日々です。

最後まで読んでいただき有難うございました!もう少し飛行機の値段が下がったら、皆様ぜひ遊びに来てね。

記事を読んでいただきありがとうございます。個人的な情報を含まない記事は全て無料で公開しているので、気に入って頂けたらサポートしてくれると大変励みになります:)