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みりんが飲みたくなる話

みりんが飲んでもおいしいってご存知でしょうか?

幸運にも、今日は三州三河みりんさんに少しお話を伺う機会がありました。

みりんの味

みりんは煮物に使うものというイメージで、私のあたまの中では

みりん = 調味料 ≠飲み物 だったので、

みりんが飲んでもおいしいといわれたときはびっくりしました。

どんな味かな?と思いながら飲んでみると、独特の香りとともにじわーっと濃くて柔らかい甘みが頭まで届く感じでとってもおいしい(語彙力なくてすみません。笑)
濃さは梅酒やポートワインに似てるかもと思いました。

みりんの製法

みりんの原料はシンプルで、もち米、米麹、焼酎の3つだけ。

蒸したもち米に麹と焼酎を合わせ、2年間じっくり熟成させてみりんが作られます。

麹の働きによって、お米のでんぷんとたんぱく質が分解され、うまみに変わっていくそうです。

すぐに溶けるでんぷんと、分解に時間のかかるたんぱく質とが、ゆっくり時間をかけて一緒に分解されるように、焼酎の強いアルコールが働いているんだとか。

原料へのこだわり

「米一升、みりん一升」といわれ、一升のみりんをつくるのに、一升のもち米が使われているそうです。
しかも、三州三河みりんさんのもち米は特別栽培米で、仕込みに合わせて精米したてのものを使うというこだわりよう。

三州三河みりんさんは、有機米を使ったみりんも製造されています。
看板商品のみりんと、有機みりんの二つを試飲させていただきましたが、味がかなり違いました。

看板商品のみりんはなめらかでとても甘く、有機米の方は、甘さと同時にピリッとした複雑な深い味わいがありました。

製法や原料の配合比率は同じなのに、お米が違うとこんなに味が違うのが不思議でした。

みりんの魅力

「みりんのもち味はよく照りと甘みだといわれるが、本当にすごいの旨み」だと教わりました。

みりんの甘さは砂糖ではなく、お米が分解されて糖になった甘さだから、日本人の口や身体にとても合うといわれています。

味をつけるんじゃなくて、素材の味や甘みを引き出してくれるから、みりんさえあれば砂糖はもう台所からなくなってもOKかも。

「まずはぜひ、お芋で試してみてください」とおすすめいただいたので、時間を見つけて早速作ってみたいと思います!

追伸 :
ここまで読んでくださった方は、こちらの記事を読むともっと三河みりんが好きになるはず。。


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