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編集生活

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編集にまつわる日々の思いつきなどをぼちぼちと更新していきます。
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#タイトル

公開前のボツ短歌から見る、「言葉選びの妙」

公開前のボツ短歌から見る、「言葉選びの妙」

まだまだ下手なんですが、短歌考えるの結構たのしいです。

何首か書いてみて思ったのは、短歌というのは短い文字数の中でどこまで情報量を多くできるかに、出来不出来が関わってくるということ。

5・7・5・7・7それぞれの節に、まったく別の役割を持たせながら、全体で情景を描けないと、いい歌にならない気がします。

例えばこの歌。

この形になるまでいろいろ考えたんですが、最終形になる直前はこうでした。

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【第2回】 #勝手にタイトル改悪 〜noteの記事より〜

【第2回】 #勝手にタイトル改悪 〜noteの記事より〜

これは良いタイトルだなあ、と思ったものを「あえて改悪」することで、タイトルの妙に迫るコーナー。

第2回は今週思わずクリックしちゃったこちらの記事から。

ビーフジャーキを量産するサン~嫁氏と『もののけ姫』を見た話~

何これパンチ強すぎる。

改悪例例1:嫁氏の『もののけ姫』が、僕のと全然違う件

例2:嫁氏の『もののけ姫』の見方がオリジナルすぎて死ぬw

例3:【速報】嫁氏、『もののけ姫』で妄

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【第1回】 #勝手にタイトル改悪 -新R25の記事より-

【第1回】 #勝手にタイトル改悪 -新R25の記事より-

最近読んだ短歌の入門本で、短歌を「添削」するのではなく、あえて「改悪」することでポイントを伝えるものがあって。それがすごくわかりやすかったんですね。

よいものは真似るがものつくりの基本。僕の得意分野である記事タイトルで、試しにやってみます。今回はタイトルにも定評のある「新R25」の記事から。

論破する人は、たいてい仕事ができない。「仕事ができると勘違いしてる人」トップ3

改悪例
論破する人は

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3万以上のタイトルをつけた僕が考える「語彙の広げ方」

3万以上のタイトルをつけた僕が考える「語彙の広げ方」

WEB編集歴15年を超え、これまでつけてきた記事タイトルは、3万はくだらない@sakucchiです。最近ではタイトルの相談をされることも多くなりましたが、外部のメディアの方とお話すると、結構な確率で質問されるのがこちらです。

タイトルをつけるとき、どうしても似たような言葉ばかり選んでしまい、新鮮味にかけてしまうことに悩んでます。どうやったら語彙って広げられますか?

すべてのケースに当てはまるわ

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人のコンテンツにタイトルつけたら、期待以上に「編集の訓練」になったって話

人のコンテンツにタイトルつけたら、期待以上に「編集の訓練」になったって話

(この記事は以前有料販売してましたが、だいぶ時間経ったので再編集して無料にしました)

先日話題になった、サッカー本田圭佑選手のこのツイート。

元ネタは編集者の箕輪さんのようですが、これに便乗した祭りがTwitterで湧き起こりました。ご多分に漏れず、僕も便乗させてもらいました。

「教えるって言ってるのにシュート決めるのはお前かよ!」ってオチだったんですが、それでも何人の方からオファーをいただ

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これまでの #勝手にタイトル講座 をまとめました(随時更新)

これまでの #勝手にタイトル講座 をまとめました(随時更新)

WEB編集者になって15年。これまで数万の記事にタイトルをつけてきた中で得たノウハウを、「#勝手にタイトル講座」としてTwitterに細々とポストしてきましたが、ずいぶんたまってきたのでnoteにまとめておきます。

まずは基本を押さえる素材の力を見極める相手の脳裏にイメージを描く意識でやっぱり読みやすさは重要文字数への意識を高めるとは言え、考えすぎても逆効果読んだときのテンポまで気を配るアイキャ

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