昨日「習慣化」についての本を１つ要約したので、今日はその続きでこちらの本を要約。

『change anything~自分を見違えるほど変える技術~』
この本は、行動や習慣を変えることができるのかを研究しているラボで、多くの被験者を募り、数々の実験を元にした劇的な変化を事実を元にしてまとめてある本だ。
何より、一時的なものはなく、数年間も継続してできるようになった事例が数多く載せてある。
俗に言う「エビデンスに乗っ取った行動変革」を記した本。この本を読み終える頃には、「行動を変えるために必要な条件」「習慣化に必要な考え方やツール」を得ることができる。何より、内容のほとんどが実例を元にストーリー調で展開されているため、読みやすく「ダイエットやキャリア、禁煙など」多くの人にとって関わりの深い内容になっている。

1、行動、習慣化への4つのスタンス

▷小さく行動する/今すぐ行動する
▷記録する
▷想像する
▷世界を変える
この4つのスタンス。
この意識は本書の最後にもまとめてあるものだ。とにかく行動を変えるためには、この4つの事をする必要があり、行動を変えている人はこのことができているということでもある。当たり前と言えば当たり前のことのようだが、想像するや世界を変えるという言葉はいまいちピンとこない。
▶︎想像する：自分が手に入れたい習慣や行動をてにいれたときを想像する。つまり、ゴールの姿を定期的に意識すること。
▶︎世界を変える：行動を起こすことで、自分が見ている世界をこの瞬間から変えるという意識をもちなさい。
と述べているようだ。

2、6つの影響力を利用せよ！

本書では、「6つの影響力を利用せよ！」と述べられている。この6つの影響力は強力であるため、これを無視して行動を変えることはできない。うまくこの力を味方につけることが、行動変革のカギとなるらしい。
▷嫌いを好きにする
▷できないことをする
▷共犯者を作る
▷友人を作る
▷損得逆転
▷空間コントロール
の6つ。翻訳されているからか、何それ？と言うものもあるが詳しく書かれている。

▷嫌いを好きにする/できないことをする

これはつまり、今の嫌いな行動を好きな行動に変えるための方法を行えと言うもの。具体的には、「未来をイメージ⇨リアルな全体像のストーリーを作る⇨ゲームにする」
物事を行動するときに、人はその瞬間のみを考えて決断を行う生き物。「ダイエットしたいけど、ビスケットが美味しそうだから10枚も食べてしまった。」ここで、「もしここで食べなかったら、未来はどうなっているのか？」と立ち止まることが大事と言っている。このような思考を続けていくと、リアルな全体像のストーリーが作れる。「1週間後は、1ヶ月後は、一年後は、、、」この思考をより具現化するために「ゲーム」にするのだ。ゲームは、ルールがしっかりと決められている。時間の制限、小さなチャレンジ、スコアリング。この3つを自分で設定することで継続される力がつくのだと書かれている。
長期的な効果について考えていると目先の楽しさに心奪われがちな思考の癖が変化する。

▷共犯者/友人をつくる
悪い習慣をを続けている中には、それを意識しているしていないに関わらず、その行動を促進している共犯者がいる可能性が高い。
逆に、自分自身と目的やゴールが同じような人は仲間になったり、自分を支えてくれるファンになったりする。また、自分自身にコーチを付けることで、促進させる環境に身を置くのも同じ意味でおおきなえいきょうりょくがある。
　人の影響力は、もろに受けることを何よりも理解しているかどうかが、習慣づくりや行動変革には必要だ。


▷損得逆転

人間の心理では「損失回避」に重きが置かれているらしい。つまり、周りよりも損したくない、リスクを負いたくない、大切なものを危険に晒させるのはごめんだ。などである。そこで、小さな成功の後に、小さなインセンティブを設けることも成功に大きく影響を与えると書かれている。ゴールに辿り着いたら、インセンティブではなく、すこしのせいこうとすこしのインセンティブがよいらしい。

▷空間コントロール

環境を整えるということ。
言わずもがな。距離を取ったり、フェンスを立てたり、目印を置いたりすることが大きな変化につながる。

この前の超習慣術の内容とも大いにかぶる部分があったので、理解するのに容易だった。
本書の中でも、「自分に合った習慣化の方法を見つけなさい」と出てくる。
習慣化や行動には、実践⇨改善あるのみということだ。
間違いないな。。。
以上。