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今話題の絵本を読んだら心がほわっとした話

こんにちは。
追いかけるタイムライン。日々のアップデート。
マラソンでいうところの給水所にもに似た場所を探して、ここで一息入れるんだと決めていた今週のある日。以前絵本の雑誌MOEを購入してから読みたい!と地道に図書館で取り寄せていた絵本たちが続々と到着しました。
そこで今回の週末noteは、今話題の絵本ベスト10(第15回MOE絵本屋さん大賞2022 受賞作品)の「思い出したこの気持ち」とばかりに夢中になった珠玉の綿菓子絵本たちをご紹介します。

MOE絵本屋さん大賞1位から5位の作品

まずはこの5冊

大ピンチずかん』 鈴木のりたけ/作

日々身の回りで起こるピンチの数々。表紙にあるように牛乳を机にこぼしちゃうなんてことも。そんなピンチを集めたこの作品は思わず吹き出してしまうくらいに面白い。裏表紙や、各ピンチの下にある解説やコメント隅々までユーモアたっぷり。あなたを笑顔にする一冊です。

かみはこんなにくちゃくちゃだけど』 ヨシタケシンスケ/作

2020年同賞1位『あつかったら ぬげばいい』の姉妹編です。
一度読んで虜になり、後ろから読んでなんども頷きました。そのとき感じたのはいいこことわるいことはほんとに背中合わせだなということ。物事の捉え方とそのアウトプットがヨシタケシンスケさんらしいですね。この小さなサイズの絵本にぎゅっとつまったいろんな気持ちをぜひ開いてみてください。

さかなくん』 しおたにまみこ/作

絵本『たまごのはなし』などで有名なしおたにまみこさん。繊細なタッチで描かれる世界観が特徴的ですね。今回は色が加わり、よりエネルギーを感じました。いろんな動物たちと一緒の小学校に通う様子や気持ちが伝わるこの作品は、深いと思いましたので大人の方にもおすすめです。

くみたて』 田中達也/作

2017年NHK連続テレビ小説『ひよっこ』のオープニング映像が印象的なミニチュア写真家田中達也さん。今回はなんと絵本になりました。洗濯ばさみを組み立てたら何になるのか。日用品がくみたてられる様子にワクワクしてページをめくりました。

ねこいる!』 たなかひかる/作

この作品、タイトルからおわかりのようにねこがいるんです。(そりゃそうだろうというツッコミありがとうございます)画から伝わる力が強くダイナミックで、大人も子どもも思わず笑う楽しい作品です。お笑い芸人の田中光さんだからこそユーモアが光る唯一無二の絵本でした。ちょっともう一回読んできます。

MOE絵本屋さん大賞6位から10位の作品

どれも印象的な絵本です

ノラネコぐんだん ラーメンやさん』 工藤ノリコ/作

ご存知ベストセラー『ノラネコぐんだん』シリーズ。今回はどんなことがおきるのか?テーマはみんな大好きなラーメン。ラーメンやさんに忍びこんだら一体どうなったのか?表情も動作も愛らしいノラネコたち。ずっと愛されている理由がわかる作品です。

ぼく』 谷川俊太郎/作 合田里美/絵

絵本は、扱う題材やテーマ装丁やサイズまで本当に幅が広くさまざまですね。この表現の広さの中で、谷川俊太郎さんが世に出したのは自らこの世を去った6年生の「ぼく」のお話です。
まずは驚き、静かに描かれた彼の様子に、あなたに何があったのかと知りたくなりました。読んだあとも時折思い出す命の絵本です。

ドーナツペンタくん』 柴田ケイコ/作

『しろくま』や『パンどろぼう』でおなじみ柴田ケイコさん。以前ドキュメンタリーでその制作の様子を拝見してから毎回新作が楽しみな絵本作家さんです。一見不器用なペンギンのペンタくんが海で繰り広げる素敵な物語。子どもたちもきっと盛り上がるだろうから読み聞かせにもいいですね。大人ももちろん楽しめる作品です。

ひよこは にげます』 五味太郎/作

あの『きんぎょが にげた』から40年。こんどはひよこが逃げました。3羽のひよこがにげていくようすが五味太郎さんの魔法のカラフルなカラーインクで表現されています。にげるひよこが向かった先とは。
ひよこのにげるという言葉がぴったりの作品でした。また親として「にげる」は成長にも似ているように感じました。この黄色いひよこが大好きです。

バスが来ましたよ』 由美村嬉々/文 松本春野/絵

こんなにあたたかい気持ちになる絵本に出会えて、まずは率直に嬉しいです。実話がもとになっていて、ある女の子とバスでであう人との日々が描かれています。タイトルと優しいやわらかな絵もいいですね。2人の間にどんなやりとりがあったのかを是非ご覧ください。


📖📖📖


絵本ってほんとにいいもんですね。
あの方の名言に似ていますが、心からそう思える機会となりました。ページをめくるたびにその広い世界観に肩の力が抜けて、心がほわっとしました。
例えば、仕事や育児など立場によってそれぞれの役割をこなすスイッチがあって。そのスイッチの切り替えの中で、大好きな小説とはまた違った“絵本”を読む私の素のスイッチがパチンと入る時間がなんともいいもんでした。



お読みいただきありがとうございました。


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