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「タンポポ茶」って知ってますか?

本州はもう、タンポポが咲いているでしょうか。北海道はようやく咲き始めました。「タンポポ」で思いつくことをとりとめなく書いてみます。

「たんぽぽ」というテーマで作詞してみましたが、童謡になってしまいます。それはきっと「タンポポ」という語感がかわいいからなのでしょうね。英語では「ダンデライオン」。
ユーミンの曲にありました。とても素敵な曲です。
『君はダンデライオン 傷ついた日々は彼に出会うための そうよ運命が用意してくれた大切なレッスン』
ユーミンはやっぱり天才です。
試練をのり越えた先にある幸せ。そこのところを「大切なレッスン」と表現するところはさすがと言うしかありません。


少し、道草しました。「タンポポ」ですね。
私の「タンポポ」の思い出は「タンポポ茶」です。「タンポポコーヒー」とも言うそうです。一人目の子供、長男(おにいちゃん)を出産し母乳で育てることにしました。ですが、あまり母乳の出が良くありません。看護師さんの勧めで「タンポポ茶」が良いと聞いたので、さっそく買いました。当時はインターネットもなく、自然食品の店で買うわけですが、数も少なく、そして何より高価でした。でも、藁をもすがる思いで買いました。
まあ、おいしくない。良薬口に苦し、と言うので我慢して飲みましたね。
ほうじ茶の古いものをさらにかび臭くしたような、まさに土臭いような味。
「タンポポ」ときいてあの味を思い出すのは、なんとも悲しいことです。
息子と散歩に出て、河原に咲いているタンポポをぼんやり見ていて、ふと思いついてしまいました。「自分で作ったら安上がり?」
はい、掘ってみました。河原の土手に咲いていたタンポポ。園芸用のシャベルを持っていって。ですが、根は深い。全部はほり切れないのです。結局あきらめました。
その時、思い出したのが金子みすゞの「星とたんぽぽ」と言う詩でした。


『散ってすがれたたんぽぽの、
瓦のすきに、だァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根は眼にみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。』


その一節。そうなのです。タンポポの根は強くて、結構深く、しかもしっかりと土にしがみついているのです。
そうして母の苦労の末、育ったそんなお兄ちゃんも今や社会人。この四月から地方の小さな田舎町。その町の職員に採用され、頑張っています。少しは肩の荷が下りたところです。
そして、最近、また「タンポポ茶」(タンポポコーヒー)をいただいています。今はティーバッグになっていて便利で、そのうえおいしい。豆乳やミルクと混ぜると更に飲みやすくなります。効能など、くどくど書きませんが、女性ホルモンを促進する物質が含まれているそうなので、またまたお世話になっているこの頃です。
ドラッグストアにも置いてありますし、ネットで注文もできます。自然食品の店も増えたので買いやすくなりました。値段は相変わらず高い気がしますが。それではまた。

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