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25時冷えた自室で寝てるおれ明日の出荷が近づいている[短歌 その7]


2022/04/28

立ったまま気絶している
苦しさとどうしようもない心地よさ


忙しさにかまけているの
久々に浮かれうやむや ただの無視かも


2022/03/30

手放しで喜べる程じゃないときにわざわざ わざわざを付けるわざと


2022/03/06

白黒と決められなかったひとがいる曖昧な笑みのまま溶けて春

待つことの、待たれることの重みなどわからないから生きるの怖い


目標のたったひとつも持てぬのに死が救済と判り切るのか

真っ暗な記憶の隅を突つきつつ あの世この夜に繋ぐ瞼は


2021/12/15

25時冷えた自室で寝てるおれ明日の出荷が近づいている


これはただ明日へのワープなだけだから途中で起きたら宇宙(そら)に散り散り

「「おトイレは自由に行ってね」先輩のそのひと言に救われました」


期待値を下げて下がって3錠でやっと効いたと言いながら死ぬ


2021/11/02

本当に自分が死んでも誰一人悲しまないと思っているんだ


外呑みをしないアイツに仕方なくストレス用の胃薬をやる


脆いもの愛せるはずがないんだと自分が一番知っていたんだ


2021/10/27

「口下手でごめん」と謝るくらいなら求めることば
言えばいいの

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